カテゴリーアーカイブ:著作と講演

連載「公共を創る」執筆状況

2022年7月25日   岡本全勝

恒例の、連載原稿執筆状況報告です。
8月18日号の締めきりが近づいたので、執筆を急ぎ、また右筆にも急いでもらって、完成させました。なんとか、締めきりに間に合いました。先週と先々週は、ほかの原稿執筆があり、また講演もあったので、執筆時間が取れなかったことが原因です。でも、それって、いつものことなのですよね。

ところが、次の締めきりが、1週間後にやってきます。
夏の間に書きためて、貯金をしたいのですが。別の原稿もあるし、暑いとそんなに気力が続かないし・・・。8月末には、同じことを言っていると思います。

ところで、森鴎外の死後100年とのことで、報道で鴎外が取り上げられています。陸軍に勤め、軍医総監・医務局長まで出世しました。その間に、あれだけの名作を残しているのです。すごい人ですね。明治の人には、すごい人がたくさんおられます。

連載「公共を創る」第124回

2022年7月22日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第124回「社会参加の意識─諸外国との比較」が、発行されました。国民の政府や政治に対する意識の次に、社会参加の意識を議論します。

日本人は「思いやりの心」「助け合いの心」が高いと言われるのに、日本人の人助け指数は世界で最下位です。矛盾しているように見えますが、これまでの本稿の議論を踏まえると、次のように説明できるでしょう。
日本人は他者への思いやりが強いといわれますが、それは知っている人や身内の人に対するものであり、見知らぬ人への思いやりは他国に比べ弱いと考えられます。また公共心が強いといわれますが、それは決められたことを守るという方向性で発揮され、公共のために自己の判断で積極的に行動することは少なく、特に見知らぬ人たちとの関係づくりは不得手です。私はこれを受動的集団主義であり、能動的集団主義ではないと表現しています

日本人の高い公共意識は、身内で成り立っていた「ムラ社会」を前提としたものであり、都会に出て来て他者と共存する場合には公共意識を発揮する経験が少なく、そのような行動は不得手だと考えられます。また中間集団への参加も少なくなっています。

この問題にどう対処するか。スウェーデンでは国民全体、また若者の投票率が極めて高いこと(約8割。日本の若者はその半分程度)を紹介しました。

市町村アカデミーでの講演

2022年7月20日   岡本全勝

今日20日は、市町村アカデミーの「市町村長特別セミナー」で講演しました。このセミナーは、年に3回開催しています。今回も90人の方が参加してくださいました。申し込みは100人を超えていたのですが、新型コロナに感染した方や、豪雨災害で来ることができなくなった方がおられました。

4月のセミナーでの参加者の反応を経験に、今回は話の内容を絞り、組み立てを変えました。反応はよかったと思います。

4月に実施した迎賓館赤坂離宮視察が評判が良かったので、迎賓館の協力を得て、今回も組み込みました。
これで、7月の講義と講演は終了。次の出番は8月下旬です。少しほっとできますが、原稿が待っています。

連載「公共を創る」第123回

2022年7月15日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第123回「政治参加の現状─主権者教育と地方自治」が、発行されました。国民の政府や政治に対する意識を議論しています。

民主主義国家における国民は、政府や政治に関して、政府を「信頼や失望」で評価する受動的な意識とともに、自分たちの意見を提案するなど政府を支え、必要に応じて変えていくという能動的な意識も持つことができます。ところが、日本では政治参加の意識が低く、行動も少ないのです。どのようにすれば、政治参加を増やすことができるか。
その一つが学校教育ですが、学校では民主主義の制度は学びますが、「政治的中立性」の名の下に、政治には深く立ち入らないようです。

もう一つは、地方自治です。「地方自治は民主主義の学校」とは、イギリスの政治家ジェームズ・ブライスの言葉です。その元となったのは、フランスの政治思想家アレクシ・ド・トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』です。彼は、民主主義の三つの学校を指摘しています。自由の小学校としての地方自治、法的精神の学校としての陪審(裁判参加)、共同精神の学校としてのアソシアシオン(結社)です。

人事院の初任行政研修講師2

2022年7月14日   岡本全勝

今日14日は、人事院の初任行政研修その2に行ってきました。先週4日に基調講義をした初任行政研修です。
90人の研修生たちが15班に別れて、与えられた課題を議論し、発表します。指導教官は、私のほかに2人。それぞれ5班ずつを指導します。後の二人は、被災者支援本部で一緒に苦労してくれた、福井仁史君と、辻恭介君にお願いしました。私たちは研修所(別々の部屋)ですが、研修生たちは新型コロナ対策で自宅や職場からのオンライン参加です。

各班ともよく調べてあって、論点の整理、資料の作成、発表も良くできていました。とても、入省して4か月目の新人たちとは思えない出来でした。各課題とも、正解のない問題です。他省庁の職員と集まって、議論をして、一定の結論を出す。それがこの研修の狙いです。成功でした。