カテゴリーアーカイブ:著作と講演

関西大学講演

2010年6月27日   岡本全勝

6月26日に、関西大学で講演してきました。林宏昭先生に呼んでいただきました。吹田市との、地域連携事業だそうです。現在の私の関心である、「社会のリスクと政府の働き」を、地域社会の問題から、お話ししました。雨の土曜日にもかかわらず、90人の人が集まってくださいました。大学院生から、かなりご高齢の方まで。ありがたいことです。
災害や事故といった古典的な危険だけでなく、ライフラインが止まった時や金融システムが麻痺するような社会のネットワークの危機、さらには、いじめや引きこもり、自殺といった社会とのつながりを持てなくなる危険などまで範囲を広げて、お話ししました。少し毛色の変わったリスク論なので、どこまで理解してもらえるか心配でしたが、皆さん頷いて聞いてくださって、とても反応が良く、気持ちよくお話しできました。
放課後は席を変えて、関西在住の旧知の学者さんたち(文化系も理科系も)と、異業種勉強会をやってきました。これまた、ありがたいことです。

2010-6-26kanndai

短い時間で何を伝えるか

2010年5月11日   岡本全勝

今日は、消防大学校の幹部科で、「地方行政」を2時間講義しました。私の得意分野なので、校長になって以来、私が担当しています。問題は、何をしゃべるかです。あなたなら、2時間で何をしゃべりますか。難しいですよね。消防幹部は市町村職員ですから、一通りのことは知っています。すると、何を重点にお話しするかです。かつて、一般市民の方にしゃべったときや、外国の政府関係者にお話ししたときのことを思い出します。重要なのは、多くを切り捨て、理解して欲しいことに焦点を絞ることです。これが、結構難しいのです。
今日は、自分の授業風景を録画してもらい、あとで見ました。自分がしゃべっているのを見るのは、恥ずかしいことです。かつて見た時は、自己嫌悪に陥りました(笑い)。今日、見てみると、昔と違い、ゆっくりしゃべり、聞きやすかったです(自画自賛)。もちろん、反省点も多いですが。結論。私の課題は、何をしゃべるかでなく、何をしゃべらないかです。

講演録やインタビュー

2010年4月4日   岡本全勝

講演録「博物館のアウトプットと予算査定」(2008年6月、日本社会教育学会ラウンドテーブル)『追手門学院大学・博物館学芸員課程年報』第24号、2010年4月
2008年6月に、日本社会教育学会のラウンドテーブル「博物館のアウトプットと予算査定」に出席しました。その時の私の報告と質疑が、活字になりました。「追手門学院大学・博物館学芸員課程年報」第24号です。追手門学院大学の瀧端真理子先生に、呼ばれて行った時の記録です。速記録は早くにできていたのですが、私が総理秘書官になって手が回らず、この時期になってしまいました。すみませんでした。
1990年代に各地で公立博物館がたくさんできたことの財政的背景や、その後縮小された事情。博物館の予算を査定することの難しさなどを、お話ししました。博物館や美術館にどれだけ公費をつぎ込むべきか、またどの分野に配分すべきか。それは、理屈では出てこない判断なのです。
当日は、学芸員の方とお話しできて、博物館の機能や学芸員のご苦労が、少しわかりました。

「明るい係長講座」

2010年3月3日   岡本全勝

富山県庁で、購入できなくなりました。
この小冊子を元に、時事通信社の専門誌『地方行政』で、「明るい公務員講座」として連載しました。また、単行本にしました。「明るい公務員講座のページ

1996年、富山県職員研修所刊(2011年、?刷り)
これまで、いろいろなところで、組織管理を経験しました。「明るい係長講座」は、富山県総務部長の時に、研修会でしゃべった内容を、小冊子にしたものです。笑いながら読めて、中間管理職のコツがつかめます。
職場での部下の悩み、上司の悩みは尽きません。しかし、本人にとっては「大事件」かも知れませんが、経験者から見ると、案外簡単なことで悩んでいる場合が多いのです。私たちは、「人類始まって以来の大事件」には、そうは出会いません。パニックになったり、一人で抱え込んだりせずに、その道の先輩に聞きましょう。

「明るい係長講座」増し刷り
拙著といっても小冊子ですが、「明るい係長講座」(初級編、中級編)が、増し刷りされました。ありがたいことです。富山県職員研修所に、お礼を言います。「部下に読ませています」といったお話しも、時々いただきます。使っていただいている、ということですね。
平成8年に出たので、もう14年も前のことになります。「パソコンが職員一人に1台ずつ行き渡り、電子メールで便利になるでしょう」といった記述もあるくらいです。うーん、時間が経つのは早いですね。
「続編を書いて欲しい」「おわびの仕方を書いてください」「いやな上司に仕える場合は、どうしたらよいのですか」などなど、ご要望も多いです。いろいろ温めてはいるのですが、ほかのことが忙しくて。申し訳ありません。これも、将来の宿題です。(2010年3月3日)

「明るい係長講座(初級編)」
目次
1 自信を持とう
2 明るい職場
(1)いつもニコニコ明るい上司-職場の雰囲気についてー
(2)おはようございます-あいさつの効用について-
(3)北風と太陽さん-部下の指導について-
3 楽々職員術
(1)一人で悩むな抱えるな-仕事の進め方について-
(2)メモを使え-正確な報告について-
(3)家族にも分かる文章-文章の作り方について-
(4)傾向と対策-説明の仕方について-
4 中味と器
(1)人は外見で判断される-身だしなみについて-
(2)書類の山に埋もれるな-職場環境について-

「明るい係長講座(中級編)」
目次
1 よい上司になるためには
(1) 任せる上司は大物か-部下への委任について-
(2)ドタバタするよりスケジュール-業務の進行管理について-
(3)口伝よりマニュアル-引継書と事務処理要領について-
(4)何を切り捨てるか-優先順位について-
2 自分を磨く
(1)視野を広げよ-判断力の養い方について-
(2)私の発想法
3 心と体の健康
(1)新説アリとキリギリス-社会人として-
(2)誰にも悩みがある-心と身体の健康について-

大阪大学講演

2010年1月22日   岡本全勝

今日は、大阪大学法学部に、講演に行ってきました。北村亘先生の依頼です。私が最近興味を持っている、「暮らしのリスクと行政の対応」について、お話ししました。具体事例を中心にお話ししたので、約50人の学生さんの反応も良かったです。しゃべっている私の方も、今日は満足しました。もちろん、反省点はいくつもありますが。少し、しゃべる勘が戻ってきたようです。
憲法学の棟居快行教授も、聞いてくださいました。ご挨拶したら、学生時代に福田歓一先生のゼミで一緒だったそうです。私はすっかり忘れていて、失礼しました。棟居先生曰く、「岡本さんは、美少年でしたよ」。うーん、そんな時代もありましたねえ。財政学の齊藤愼先生にも、久しぶりにご挨拶できました。