6月2日の「関西大学経済学部で講義2」の続きです。出席した学生が提出した感想文が送られてきました。
私の言いたいことを、理解してくれたようです。大震災は、彼ら彼女らが小学校か幼稚園だったのですね。
津波の被害や政府の対応のほか、官共業三元論に興味を持ってもらえたようです。新聞を読むことの重要性も、理解してもらえました。
このような反応があると、やりがいがあります。ありがとうございます。
講演
6月2日の「関西大学経済学部で講義2」の続きです。出席した学生が提出した感想文が送られてきました。
私の言いたいことを、理解してくれたようです。大震災は、彼ら彼女らが小学校か幼稚園だったのですね。
津波の被害や政府の対応のほか、官共業三元論に興味を持ってもらえたようです。新聞を読むことの重要性も、理解してもらえました。
このような反応があると、やりがいがあります。ありがとうございます。
今日6月26日は、市町村アカデミーで「復興とまちづくり」を講義しました。これは「人口減少時代の都市計画」の一コマです。
ほかの先生とは少々変わっているのですが、東日本大震災の経験を元に話しました。人口減少下での本格的な町の復旧としては、初めてのことでした。公共インフラと住宅を復旧しただけでは、町のにぎわいは戻りませんでした。そして、元に戻すと無駄が生じました。
私の経験は大災害からの復興ですが、各地では緩慢な減少と消滅が起きています。その参考になると思います。
私はこの仕事に携わった当初、「白地に絵を描くので、自由に町をつくることができる」「関係者が腕を振るえる、めったにない機会だ」と思いました。かつて人口が増加した時代に、大都市周辺に「ニュータウン」をつくったことを思い浮かべたのです。しかし実際は、全く違いました。
1 制約条件が厳しいのです。平野は少なく、また町役場にも絵を描ける人材はいません。
2 かつてのニュータウンは「ベッドタウン」で、住まいをつくったのです。町をつくったのではありません。勤め先も買い物も、鉄道に乗って出かけていけば良かったのです。
3 小さな集落を個別に復旧することは、くらし勝手も良くなく(商店、学校、病院がない)、近い将来に消滅することが見込まれます。それなら、集約したほうが、良かったと反省しています。
「朝日新聞オピニオン欄「人口減時代の防災・復興」に載りました」「ヤフーニュースでの発言「能登地震の復興は東日本に学べ」」「復興事業の教訓、集落の集約」「復興事業の教訓、人口の減少」
「立命館大学講義」の続きです。出席した学生からの感想文と質問に目を通し、回答を大学に送りました。100人近くの学生、それも多くの人は長文で書いています。全てに目を通すのに、時間がかかりました。
私の伝えたかったことが学生に伝わっていて、うれしかったです。そのほか、次の話が多くの学生に響いたようです。
・公務員に必要な3つの資質(体の健康、心の健康、人付き合い)
・新聞を読むことの意味(ニュースを知るのではなく、たくさんあるニュースの中から重要度を知る、興味のないニュースを知る、解説に意味がある)
次のような感想もありました。少し改変して載せておきます。
「公務員とは事務室で机に向かっているだけと思っていたのに、違うのですね」「公務員の仕事に対する印象がすっかり変わりました」「より一層、公務員になりたくなりました」
「言われたことだけをするのではなく、何か付加価値をつけることの重要性を知りました。今やっているアルバイトでも実践します」
「アルバイト先で店長から叱られ、やめたいと思うことことがありますが、それも精神力を鍛える訓練の場と思って頑張ってみます」
「出社恐怖症になったという話が印象に残りました」
今日6月17日午後は、北区西ヶ原にある研修合同庁舎で、初任行政研修の基調講義をしてきました。
対象者約800人が7組に分かれて受講します。私の担当のE組は、113人です。ほかの班は、別の講師が別の主題で基調講演をします。
政策事例研究なので、東日本大震災の対応を話しました。駆け出しの官僚向けに、「明るい公務員講座」もいくつか話しました。私もいろいろな経験をしてここまで来たことなどです。「一人で悩むな」「心の回復力」も。
皆さん、熱心に聞いてくれました。2時間の講義と、30分の質疑にしました。次々と手が上がり、時間を超過しました。うれしいですね。
主題については、課題を与えます。参加者は、18の班に分かれて議論し、次回にそれを発表します。次回は、入間市の研修所です。「2024年度」
研修生の皆さんへ、話題にした資料にリンクを張っておきます。
「明るい公務員講座」3部作
私のホームページ「人生の達人」
『Public Administration in Japan』(2024年、Palgrave Macmillan)の「第19章 Crisis Management」
「関西大学経済学部で講義」の続きです。関西大学経済学部のホームページに、記録が掲載されました。