カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

サントリーの地域で頑張る活動支援審査会

今日2月7日は、サントリーの支援事業「シン・みらいチャレンジプログラム」審査会に、福島市に行ってきました。
サントリーが、東日本大震災被災3県で、地域の再興を目指す活動を支援しています。今回から始まる第2期は、単年度だけでなく、3か年継続事業も支援します。

今回も、選定に悩みました。応募案件は、それぞれ地域の課題を解決しようと、意欲ある人たちが考えたものです。多くの案件は、すでに取り組んでおられます。その方々の努力に頭が下がります。

3人の審査員の結果を持ち寄ると、3人が一致して採択した案件がある一方で、一人ずつバラバラのものもありました。審査員の意見が異なるのは、よいことですよね。それぞれの案件ごとに、推薦の意見と反対の意見を出し合って、採択案件を決めました。来月には、発表の手はずです。
サントリーみらいチャレンジプログラム2024

講義の収録

昨日29日に、市町村アカデミーで、講義の録画をしました。
市町村アカデミーでは、コロナ禍で集合・対面研修が難しくなり、オンライン研修も取り入れました。また市町村からは、「千葉まで行くのが時間がかかり、オンライン研修を増やせないか」との要望もあります。
本校の特徴は、
・最高の講師による最新の講義、だけでなく
・課題演習や討議による参加型学習
・全国の市町村職員との人脈づくり
なので、集まってもらうことが本筋です。
とはいえ、遠くから集まることの困難さ、多くの人に学んでもらうことを考慮して、試行としていくつかの講義を録画して、市町村から見ることができるようにします。その第1陣の一つに、選ばれたのです。悪い部下たちです、学長を働かすとは。

私は、画面の向こうにいる人たちに向けて話すのは嫌いです。内閣人事局の幹部候補研修など経験はあるのですが。聴衆の反応を見て、話したいのです。笑いを取って、集中してもらうとかも。質疑応答も重要だと考えています。それができないと、どうも乗りが悪いのです。

職員にサクラとして座ってもらい、その人たちに語りかける形を取りました。ただし担当者からは、「職員を見ずに、カメラに向かって話してください」との注文がつきました。講義の途中で職員を指名して、質疑をしたかったのですが・・・。
市町村から見ることができるように、準備中です。

ふくしまSDGs推進フォーラム登壇

今日1月20日は、「ふくしまSDGs推進フォーラム」に出席するため、郡山市に行ってきました。いくつかの実践事例の発表があり、私の出番はそれについての感想を述べる役です。
高校生や大学生が、身近なことから取り組んでいます。自分たちで考えて行動することが、素晴らしいですね。自分が学生時代だった頃を思い出すと、恥ずかしいです。

とても興味深かったのが、「外来カミキリバスターズ」の活動です。代表の方が、カミキリ虫の顔の帽子をかぶって説明しました。ちょっと、仮面ライダーに似ています。長い触覚が特徴的でした。
日本のカミキリ虫は枯れ木などをすみかにして悪さをしないのですが、外来種は木を枯らしたり果樹をダメにします。詳しくは、ホームページをご覧ください。この10年ほどで広がった種もあり、なんと福島県から広がっているのだそうです。「いわき市の港に運ばれてきた材木についてきたのですか」と聞いたら、「郡山市からです」とのこと。支援物資についてきたのでしょうか。
「どのようにして見つけたのですか」と聞くと、樹木医だそうです。
去年、虫取り会を開いたら250匹も捕まえました。と言うことは、広い山には膨大な数がいると推測されます。
世の中には、さまざまな活動で社会に貢献している人がおられます。

資料整理、廃棄

年末に、執務室の棚を少し整理しました。過去の講演会の資料です。
講演会ごとに半封筒を作り、関係資料を入れます。講演骨子や配付資料などとともに、依頼状など庶務的なものです。2年前に市町村アカデミーに来る際に捨ててきたのですが、その後の半封筒がたくさん貯まっていたのです。年間50回くらい引き受けていますから。

私の講演は、主に東日本大震災体験と職員研修です。基本は変わらないのですが、主催者の要望や聴衆に応じて内容を変えます。資料を見ると、少しずつ関心の重点や話す要点が変わってきています。
捨てる資料を見ると、「こんなこともしゃべっていたよなあ」「こんなこともしゃべっていたのだ」と発見があります。忘れているということですね。

積み上げて30センチ近くあったのを、半分くらい捨てました。