昨日7月9日は、政策研究大学院大学で、ベトナム地方政府幹部に講義をしました。各省(日本の県に相当)の幹部です。
いつものように、写真を示しながら、説明します。その方が迫力があり、わかりやすいです。大災害に見舞われた際、地方政府幹部としてどのように判断し行動すべきか。それを考えながら、聞いてもらいました。ベトナムは地震はないようです。質疑も充実していて、理解してもらえたと思います。
「日本は暑いでしょう」と言うと、「ベトナムも同じ。もっと暑い」という答えが返ってきました。
講演
昨日7月9日は、政策研究大学院大学で、ベトナム地方政府幹部に講義をしました。各省(日本の県に相当)の幹部です。
いつものように、写真を示しながら、説明します。その方が迫力があり、わかりやすいです。大災害に見舞われた際、地方政府幹部としてどのように判断し行動すべきか。それを考えながら、聞いてもらいました。ベトナムは地震はないようです。質疑も充実していて、理解してもらえたと思います。
「日本は暑いでしょう」と言うと、「ベトナムも同じ。もっと暑い」という答えが返ってきました。
今日7月8日は、市町村アカデミーの「管理職の必須講座」で講義をしました。といっても、冒頭の導入部分です。
この研修は、学長になった際に、教授陣に検討をお願いしてつくってもらったものです。私の経験から、このような知識を教えてもらっていなかったことを踏まえてです。
この時期は、市町村アカデミーで管理職対象の研修が続いたので、3週連続で講義をしました。
先日の「自治体の働き方改革」の講義の際に、教授の助言で、質疑応答のやり方を変えてみました。
ふだんは、講義の冒頭に「最後に15分(30分)、質疑の時間を取ります」と予告しておき、その時間に手を上げる人を指名するというやり方です。ところが、手を上げることをためらう人もいて、質問が出ないことがあります。その際は、目線を見て質問したそうな人を指名します。一人が意見や質問を出すと、次々に手が上がることが多いです。
今回は研修生を班に分けて、まずは班員で語り合ってもらいました。その後に、各班の代表から意見や質問を出してもらうのです。これはよい方法でした。担当教授に聞くと、研修生の評価も高かったようです。
一方的にしゃべるのではなく、研修生に考えてもらう「参加型」が満足度を高めるようです。そして、一人で考えて意見を言うのではなく、数人で語るとやりやすいようです。
そこで、7月2日の「目標設定と職場のマネジメントの実践」でも、この方法を使いました。今回は3時間の講義なので、前半を私の話とし、後半を質疑の時間に充てました。これだけの時間を取ると、班員による討議、その発表と私の意見を述べることにもに、十分な時間を取ることができました。
今日7月2日は、市町村アカデミー「管理職ステップアップ講座」で「目標設定と職場のマネジメントの実践」を講義しました。毎年、担当しているのですが、今年は内容を絞り込みました。
担当教授と相談して、3時間のうち1時間15分を私の話とし、休憩を挟んで班別討議、そしてそれを発表して、私が助言をする形にしました。
講義は、表題に即した内容とともに、班別討議の材料となるような素材を提供することを心がけました。すなわち、「よい課長になるためには」とともに、「困ったことも起きる」を説明しました。
班別討議も盛り上がりました。よい課長への気づきとともに、困った場合が取り上げられるのです。これから管理職になる人たちです。悩みは共通しています。なかなか正解のない悩みもあります。
今日26日は、総務省に呼ばれて、地方へ赴任する若手職員に話をしてきました。
彼ら彼女たちとは、40歳以上年が離れています。彼らからすると、私が新採当時に感じた「幹部は年を取っているなあ」どころか、もっと年上の退職者です。主催者と相談して、内容は「岡本が最初に赴任した先での経験、それが後にどのように役に立ったか」「若手職員に臨むこと」にしました。これなら、自慢話ばかりになりませんよね。
私も46年前は、彼らと同じ状態でした。当時聞いた先輩談は、社会人になった私にとって、目新しいことばかりでした。「そんなことがあるんだ」と。
そして、最初に赴任した徳島県庁で、仕事の仕方や人間関係の重要性を学びました。私の職業人生の出発点であり、基礎を作ってもらった2年間でした。その頃の「大きな希望と少しの不安」を思い出しながら、話をしました。
総務省でも早期退職が問題になっています。どのような心構えで仕事をすれば、楽しく過ごすことができて、そして技能が身につくかをお話ししました。
彼ら彼女らが、早く仕事を覚え、困難を乗り越えていく経験を積んでくれることを祈っています。参考書はもちろん『明るい公務員講座』です。