今日は、20時過ぎから、立教大学大学院(21世紀社会デザイン研究科)で講義をしました。危機管理論の講座の一コマを頂いて、「豊かな社会の新しいリスク」を、お話ししてきました。今、連載している内容の、一部です。日本大学大学院では、春学期10数回を使った内容です。
それを、1時間半の授業、しかも質疑応答の時間も取らなければならないので、1時間ちょっとに収めなければなりません。ポイントだけをお話しするとしても、工夫が必要です。なかなかうまくは、できませんねえ。早口になり、脱線したりと。反省。
それでも、皆さん熱心に聞いてくださいました。少人数だと、聴衆の反応がわかって、しゃべりやすいです。もっとも、私のリスク論は、普通の危機管理論とはかなり視点が違うので、とまどわれたと思います。
このような時間に勉強しておられることに、敬意を表します。私も、駅で軽く晩ご飯を食べて、出かけました。お腹がすいては、力が出ませんからね。今回の講義も、中国出張の前に準備しておいたので、あわてることなく、しゃべることができました。
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講演
一橋政策大学院で講義
今日は、一橋大学政策大学院に呼ばれて、公共政策セミナーで講義。最近、もう一度勉強しなおしている行政改革の分類と変化について、お話ししました。院生にとっては、聞いたことがない内容だったと思います。皆さん熱心に聞いてくれました。
一橋の院にはかつて2年、講義に行ったことがあります。その講義などを基にして、「行政構造改革」を書いていたのですが、途中で挫折しています。
十津川村で講演
21日に、奈良県知事に呼ばれて、十津川村まで講演に行ってきました。県内市町村長の勉強会です。市町村が直面している課題について、歴史的な背景や、国際的な環境から、お話ししてきました。知事さんをはじめ、皆さん熱心に聞いてくださいました。
十津川村は、高校1年生の時に、和歌山県新宮市で開かれた高校総体サッカー大会から、奈良交通のバスで帰ってくる時に通って以来です。この長距離バスは、大変な旅でした。ヘヤーピンカーブの連続です。最後部に座っていると、カーブではバスのおしりが振って、道路の上ではなく、崖の外を通っている(下は川が流れている)といった代物でした。
40年ぶりに行くと、道路ははるかに良くなっていました。村長さんの案内で、村内をいくつか見せてもらいました。といっても、琵琶湖や淡路島と同じくらいの面積がある、広大な村です。そのほとんどが、急峻な山です。熊野古道が、世界遺産に登録されています。
今週は、月曜と火曜日に自治大学校で講義。水曜日に慶応大学で講義。木曜日に十津川村で講演。さらに、行きと帰りの新幹線では、原稿を執筆。最近は車中では、本を読むか寝るかでしたが、締め切りが迫っているので、そうも言っておられず。携帯パソコンを持ち込み、こつこつと書きました。十津川村の温泉でも、早々と温泉につかってから、執筆。因果な商売だと嘆きながら、パソコンに向かいました。よく働きました(笑い)。明日は、日本大学大学院の講義です。
山梨県で講演
今日は、山梨県市町村職員研修所まで、講演に行ってきました。連続講座「地域力創造と地域おこしのヒント」の、一コマを担当しました。椎川忍総務省自治財政局長(前地域力創造審議官)の肝いりで、2日間にわたって開かれています。ほかの講師は、菅原文太さん、安田喜憲先生です。夏休み最後の土曜日なのに、250人を超える人たちが、集まってくださいました。ありがたいことです。
私の講演は、地域からというより、日本の地域社会の課題を、歴史的に、また経済的、国際的に位置付けて、なぜ日本の地方行政が成功し、そして停滞しているかを解説しました。そして、これからの地方公務員は、何をしなければならないかも。
例によって、笑えるが、暗くなる話です。でも、これまでのやり方が通用しなくなっているのですから。その困難な条件を、理解してもらわなければなりません。放課後の懇親会で、何人もの参加者から、「厳しいですが、その通りですね」との声を、かけてもらいました。
17年前に、交付税課に派遣されていて、苦労をかけた県職員が、迎えに来てくれました。立派になっておられます。ありがとうございました、神宮司さん。
職員研修会
今日は、相模原市役所に職員研修の講師に行ってきました。相模原市は、神奈川県北部、東京都八王子市の南にあります。こう言ったらわかりますかね。今年の4月に政令指定都市になりました。市の歴史も浅く、全国的にはまだよく知られているとは言えないでしょう。しかし、緑が多く平坦な土地で、これからも発展が見込まれる場所です。
旧知の幹部に、かつてお約束していたのですが、いろいろ忙しく、今日になりました。職員研修でお話しするのは、久しぶりです。例によって、職員の皆さんには、厳しいことを申し上げました。でも皆さん、しっかりと聞いてくださいました。
今回は、少し工夫して、聴衆にも参加してもらう場面を作りました。皆さん、若いのにしっかりしておられて、頼もしく思いました。市役所と市民のためにさらに研鑽されることを、期待しています。
講演の中で紹介した富山県政策情報誌「でるくい」は、こちら。拙著「明るい係長講座」は、こちらをご覧ください。