「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

行財政東海懇談会で講演

今日2月8日は、行財政東海懇談会で講演するため、名古屋市まで行ってきました。このコロナ感染拡大なので実施できるか心配したのですが、対策を取って対面で行うことができました。
参加者は、東海地方の自治体首長や幹部の方です。

主催者の要望は、「令和時代に期待される公務員」でした。
連載している「公共を創る」で述べているような、日本社会の大きな変化と行政への期待。そして「明るい公務員講座」で述べているような、公務員への期待を話してきました。
考えていることをすべて話そうとすると、盛りだくさんになるので、どこを強調するか、どこを捨てるかが難しいです。また、この内容では画像や映像がないので、何を見てもらって、記憶に残してもらうかも、一工夫必要です。

久しぶりの対面講演で、具体例や笑い話などもたくさん盛り込むことができました。皆さん熱心に、そしてメモを取りながら聞いてくださいました。

人事院、課長補佐級リーダーシップ研修

今日1月7日は、課長補佐級リーダーシップ研修に行ってきました。
この研修は、断続的に半年にわたる研修です。各省から21人が参加し、講義を受けるほか、4班に分かれて政策提言研究を行います。各班には、これまた4省から課長級が、指導員としてつきます。
今日は最後の共同研究発表で、私はその全体講評です。

発表された政策提言の内容については、突っ込みたいところが多々ありましたが、それは指導員たちに任せて、私はこの研修で何を身につけてもらいたいか、何を反省してもらいたいかを指摘しました。
良い結論を出すことはもちろん重要ですが、この研修はその過程を身につけてもらうためのものです。それを、今後の職場で生かすためのものですから。
宣伝ですが、「明るい公務員講座」3部作は、勉強になりますよ。

関西大学で講義

今日12月2日は、関西大学経済学部に呼んでいただき、講義してきました。毎年一度の講義です。
私が東日本大震災対策で経験したこと、そこで考えたことを元にお話ししました。実務家としての経験を話すことが主眼ですから。
そこから発展して、連載「公共を創る」に書いている、行政だけでなく企業や非営利団体が私たちの暮らしに重要な役割を果たしていることをお話ししました。

大学は、オンライン授業が多くなっているとのことで、参加者は例年より少なめでした。講義後に質問を募ったところ、2人から質問が出ました。その内容が素晴らしく、講義をした甲斐がありました。ありがとう。

自分の講義録画を見る

10月27日に、内閣人事局の幹部候補育成課程研修の録画をしました。幹部候補育成課程中央研修の係長級と課長補佐級です。
映像製作会社で編集をして、できあがったので、事務局の指示により目を通しました。それぞれ75分ほどです。

あらためて自分の語りを見ると、反省することが多いですね。
ふだんは早口なのですが、今回はゆっくり話していて、これは合格。これは気をつけました。考えながら話しているので、間が空きすぎているとこもあります。滑舌の悪いところがあります。話は通じると思うのですが。
下を向いて資料を見ている場面や、手振りの下手なところが目につきます。
NHKのアナウンサーたちが、いかに上手かわかります。

事務局職員からは、「これでよいですよ」と許してもらいました。次回からは、今回の経験を生かして、改善しましょう。

内閣人事局、幹部候補育成課程研修講師

今日27日は、内閣人事局の幹部候補育成課程研修講師に行ってきました。幹部候補育成課程中央研修の係長級と課長補佐級です。オンラインで研修を受けさせるとのことで、それぞれに分けて、録画をしました。

今年度から内容を変えるとのことで、お呼びがかかりました。
私は、幹部に必要な能力とその身に付け方を話すと思っていたのですが、主催者の要望は違っていました。若手職員の不安と不満に答えてほしいとのことです。それで、この夏から人事局と、内容を打ち合わせしてきました。

「どのようにしたら、仕事が片付くか」「どのようにしたら、能力が身につくか」ということとともに、いえそれ以上に「生活と両立しない長時間労働」「取り組んでいる仕事が国家に役に立っているのだろうか」「この仕事で技能が身につくのだろうか」といった不満です。
優秀な学生が官僚を志望しなくなったとか、若手官僚が辞めていくということが報道されています。その原因は、いま述べたような不満と不安にあるのでしょう。そこで、「明るい公務員講座」に書いたような、仕事の悩みの解決方法や、仕事の進め方の術のほかに、彼らの不安と不安について、その背景と対応策を述べてきました。職場の問題は、一人では変えることができませんが、みんなで変えないと進歩はありません。
今回も、私の数々の失敗談を交えてです。さて、受講生には、どのように伝わるでしょうか。

1時間あまりの講義を、午前と午後で2本収録しました。対面講義と違い、録画は気を遣います。いささか、疲れました。