「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

外国政府幹部への講義資料

この秋も、国際協力機構(JICA)の依頼で、外国政府幹部への講義をいくつか引き受けました。主題は「日本の発展に果たした行政」と「大震災からの復興」です。

これまでに何度も講義しているので、資料はあります。日本のことを深く知らない人たちへの説明、かつ通訳を挟むので、それなりの工夫が必要です。主に写真を投影し、説明資料も図表と簡潔な言葉にしてあります。
英語とフランス語に翻訳した資料は、私も理解できますが、ベトナム語、アラビア語になると、自分が作った資料なのに理解できません。

そして、講義では、時間の半分を質疑にあてます。「私の話の途中でも、わからなかったら質問してください」と言います。毎回、質問は、とんでもなく出ます。講義が進まないくらい(笑い)。でも、その方が理解が進み、満足してもらえるのです。

講義をするたびに、「ここは伝わっていないな」「ここは資料を変えよう」と気づくところが出てきます。
そこで、改良を加えるのです。この夏は、同時に4つの講義の資料加筆を進めたので、頭がこんがらがりました。ようやくそれらの翻訳資料ができあがって、一安心です。

高岡法科大学で講演

昨日8月25日は、高岡法科大学で講演するために、高岡市に行ってきました。
富山県寄附講義「現代社会と法  自然災害と法 -対応 復旧 復興-」の一つで、私の役割は連続講義の冒頭に、東日本大震災の経験を話すことです。学生と市民、約50人が熱心に聞いてくださいました。
昨年1月に能登半島地震があり、富山県でも氷見市などで被害が出ました。聴衆には、被害を受けた人もおられました。
東日本大震災への対応を話すとともに、能登半島地震との違い、「経験したことのない災害」が起きることを説明しました。

その後、県庁勤務時代(30年も前のことです)の音楽仲間写真)と、意見交換会をしてきました。

毎日新聞企業人大学に登壇2

毎日新聞企業人大学に登壇」の続報です。7月23日の毎日新聞千葉県版に、記事が載りました。写真付きです。「元復興庁事務次官・岡本全勝さん 中間管理職のあり方アドバイス 「1人で悩まないで」」。竹内支局長との対談形式だったのですが、写真や記事では講演になっています。

・・・毎日新聞企業人大学が22日、千葉市美浜区の「ホテル ザ・マンハッタン」であり、元復興庁事務次官の岡本全勝さん(70)が中間管理職のあり方などを講演した。職場の悩みやトラブルについて「1人で悩まないで」と呼びかけた。
岡本さんは、職場の悩みの大半が人間関係だとして、「誰かに話すことで気が楽になったり、他の人の知恵を借りたりできる」と助言。また難しい部下がいるときは人事課に相談し、組織として対応していく必要があるとの考えを示した。
一方、自分が平職員で精神的につらかった頃、直接の上司には弱みを見せたくなく、別の課の課長補佐と飲みに行ったことで持ち直した経験を披露した・・・

講演、今月は8回

今日7月25日は、市町村アカデミーの市町村長セミナーで、講演しました。
予定していた講師が都合悪くなり、その一部を穴埋めするため、急遽の登壇です。昨日午後に、担当教授から依頼があり、話す内容を考えました。その骨子に沿って、ふだん使っている投影資料からいくつか集め、数枚を新しく作って間に合わせました。

今月は、講義と講演がたくさんありました。数えてみると今日を入れると8回です。集中するときは集中しますね。
7月1日、ベトナム政府幹部研修@政策研究大学院
7月2日、目標設定と職場のマネジメント講義@市町村アカデミー
7月3日、人事院初任研修@入間市人事院研修所
7月7日、管理職に求められる技能@市町村アカデミー
7月11日、都庁幹部職員研修@東京都
7月22日、毎日新聞企業人大学@幕張
7月23日、JICAイエメン政府幹部研修@横浜
7月25日、市町村長特別セミナー@市町村アカデミー

講義・講演は、1か月前が忙しいのです。骨子や配付資料、投影資料を作って提出しなければならないので。道理で、6月は講義が少なかったのに、忙しかったです。
そのほかに、研究者の聞き書き(オーラルヒストリー)が1回、新聞記者の長時間の取材が1回あります。