今日1月12日は、宮城大学に講義に行ってきました。小沢 晴司教授のお招きで、事業構想学群「地域活性化とビジネス」の授業で「大震災復興での民間の役割」について話しました。講堂に180人の学生が集まって、熱心に聞いてくれました。
小沢先生は、環境省で勤務された研究者です。福島の原発事故からの復興、放射性物質の除染で、共に苦労した同僚です。環境の専門家であるだけでなく、産学連携も手がけてておられ、その点で私を招いてくださいました。
講演
1月15日に福島県郡山市で、サントリーみらいチャレンジプログラム報告会が開かれます。「みらいチャレンジプログラム」は、サントリーが東日本大震災復興を支援してくださっている企画です。その成果の発表会です。
一般の方も参加可能ですが、12日までに申し込む必要があります。「申込書」
私は審査員を引き受けているのですが、採択の際の審査には悩みます。地域の社会課題に取り組もうとしている人や団体が、たくさんおられます。行政が支援すべき、あるいは引き受けるべき事業と思われるものもたくさんあります。まだまだ、行政の手が及んでいないことが多いのです。もっとも、このような企画すべてを行政が引き受けるのではなく、地域の有志や企業が盛り上げてもらうことが、社会づくりになります。
この支援は、財政的に応援するだけでなく、そのような挑戦があることを社会に知ってもらうことも目的だと思っています。
今日1月6日は、東北自治総合研修センターで講演するために、仙台に行ってきました。年の初めから研修とは、なかなかすごいことです。村井・宮城県知事とも久しぶりに、会ってきました。
題は「令和時代の自治体と職員」です。自治体の課題は何か、どのように取り組めばよいか。職員の課題は何か、どのように取り組めばを、整理してお話ししました。
会場では150人、オンラインでは250人の方が、参加してくださいました。会場の参加者の反応もよく(笑ってくださったり、頷いてくださったり)、楽しく話すことができました。たくさんの話題を準備していったのですが、やはり東日本大震災関係のところで時間を食って、いくつかの話題を割愛せざるを得ませんでした。
職場の改善については、このホームページの「明るい課長講座」で、折に触れて書いているので、ご覧ください。
11月28日の肝冷斎「「論語」より「曾子三省」」に、「講演の準備5」を取り上げてもらいました。
「論語」を読み始めると、その冒頭の第四章に「曾子三省」の章がございます。
曾子曰、吾日三省吾身。為人謀而不忠乎、与朋友交而不信乎、伝不習乎。
曾子曰く、吾、日に吾が身を三省す。人のために謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、伝不習か。
曾先生がおっしゃった。「わしは、毎日自分のことを「三省」するんじゃ。他人のために相談にのってまごころを尽くしただろうか、友人たちとの付き合いで信用を失わなかっただろうか、「伝不習」しなかったか。
このあと、難しい説明が続きます。関係の部分は、「伝不習乎」です。
これをどう訓ずるのか。古来、二つの解釈があるそうです。
1.伝え(られ)て習わざるか。 ・・・教えてもらったのに習熟していないのではないか。
2.習わざるを伝えしか。 ・・・(教えてもらって)習熟していないことを教えてしまったのではないか。
私の、講演を終えた後に、その日の出来を振り返えることを、これに当てはめてくださったのです。
「講演の準備4」の続きです。今回は、準備や本番でなく、終わった後です。
講演を終えた後に、振り返ってみます。帰りの新幹線中などが多いです。
伝えたいことは、忘れずに伝えることができただろうか。
早口にならなかったか。時間配分はよかったかか。
聴衆の反応がよかった部分と悪かった部分はどこか、などなど。
聴衆から評価をもらったり感想文をもらう場合は、それを読むことで、どこがよかったか悪かったかがよく分かります。
それを、次回に活かします。受けがよくなかった部分を、思い切って捨てるとか。うまく伝わらなかった部分の話し方を変えるとかです。これが、次回の準備になります。
そして、資料を入れた半封筒を棚に保管します。電子データは、パソコンに分野別に保管します。それぞれ年月日をつけてあるので、すぐに取り出すことができます。