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講演

関西学院大学丸の内講座

今日1月19日は、関西学院大学の生涯学習、丸の内講座に出講してきました。村尾信尚教授が開いておられる「エグゼクティブコース不確実性の時代に向き合う」の一コマです。夜の18:30から20:30、東京駅前でです。
私の題は、講座の主旨にあわせて「想定外は起きる-東日本大震災で学んだこと」です。私の体験を軸に、考えたことをお話ししました。みなさん、熱心に聞いてくださいました。よい質問も相次ぎました。

富士山が噴火した場合について紹介したのは、鎌田浩毅・京都大学名誉教授。本は例えば「富士山噴火 その時あなたはどうする」(2021年、扶桑社 )、「富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ」(2019年、講談社ブルーバックス新書)。

今週は、15日日曜日の福島県郡山市の報告会から始まり、16日の滋賀県大津市での講義、18日埼玉県上尾市での女性管理職研修、そして今日の関学での講演。よく頑張りました。

上尾市女性管理職研修

今日1月18日は、上尾市女性管理職研修の講師に、埼玉県上尾市まで行ってきました。
上尾市は女性の管理職登用が進んでいるのですが、他の職場と同じように、まだその途上にあります。

そして、彼女たちも苦労しています。男社会であった職場で、女性が男性と同様に処遇され、さらに管理職になるのは、みんなが慣れていないのです。
それは、男性管理職にも、当てはまります。多くの管理職が、自分が学び経験してきたことと違う世界になって、困っているのです。昭和後期にできあがった、日本型労働慣行を変える途上にあるのですが、それもまだ途中です。
女性職員をどのように使ったらよいか、女性幹部のどのように仕えたらよいか、仕事に全力を尽くさない職員や、増える心の病の職員をどのように扱えばよいのか。再任用職員の扱い方なども。
それらの背景と、処方箋をお話ししてきました。

サントリーみらいチャレンジプログラム報告会2

先日報告した「サントリーみらいチャレンジプログラム報告会」を、福島中央テレビが取り上げてくれました。「サントリーの被災地支援「みらいチャレンジプログラム」報告会」。
このように取り上げてもらうと、広く周知できます。ありがとうございます。

映像には、私も発言している(なにか、登壇者をけしかけているような)様子が映っています。

全国市町村国際文化研修所で講義

今日1月16日は、全国市町村国際文化研修所に、講師に行ってきました。この研修所は、滋賀県大津市にあり、私の勤めている市町村職員中央研修所の姉妹校です。

研修内容は「災害発生時の市町村の対応」で、5日間にわたります。1990年代まで、日本は比較的安全を享受していました。ところがそれ以降、大震災、豪雨被害、安全保障の危機、感染症拡大など重大な危機が続発しています。災害対応は、自治体職員の必須科目になりました。
私の講義は研修の冒頭で、「大規模災害に備えて~想定外は起きる~」。経験を元に、その要点や心構えを話してきました。私の次のコマは、室田哲男・元消防庁国民保護・防災部長が、より具体的な話をします。

サントリーみらいチャレンジプログラム報告会

先日書いたように、今日15日は、サントリーみらいチャレンジプログラム報告会に出席のため、福島県郡山市に行ってきました。
内容は、次のようなものです。
・第1期・第2期助成先代表による成果発表
・プログラム審査員による講評および話題提供
・第3期募集に向けた本プログラムの概要紹介
・第1期・第2期助成先の活動紹介コーナー・交流会

報告発表者は3団体、1個人。
しゅふコミ」:子育て世代の応援
はるなか」:後継者のいない漆産業を続けるためのウルシの木の育成
ロータス」:親子で遊べる屋内広場
葛力創造社」:全村避難を余儀なくされた過疎の村で、祭りを復活。

それぞれに、素晴らしい活動をしています。孤立防止、困っている人の支援、地域おこしと。申請内容を審査して選んだのですが、正直、これだけのことをやっておられるとは、改めて感心しました。私の出番は、それぞれの発表に講評をすることですが、いくつか質問することとお礼を述べることでした。勉強になりました。

発表のほかに展示もあり、外国出身の方がやっている在留外国人の子どもさんたちへの支援などもありました。地域で孤立している子どもに、居場所を作っています。いろいろ事情を聞くこともできました。
これらの活動を広く知ってもらい理解してもらうこと、参加者を増やすこと、行政が支援できないか検討することが課題です。