『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第8回「企画と立案(2)新しい事業に取り組む」が発行されました。
企画と立案(1)で、ある仕事を改善することについて述べました。今回は、これまでにない新しい課題に取り組むことについてです。上司から新しい課題を与えられた場合と、自ら新しい課題を見つけ取り組む場合があります。去年通りの仕事をするなら、課長は不要です。新しい仕事に取り組み、付加価値をつけてこそ、管理職です。もっとも、思いつきだけでは、新しい仕事は進みません。関係者の同意を取り付けるなど、実現にはけっこうな手間がかかります。
批判の上手な人がいます。でも、批判だけなら誰でもできます。解決策を考え、実現してこそ、良い課長です。内容は、次の通り。
新しい仕事に取り組む、課題を考える、段取りを考える、状況対応型と予測準備型、解決策を考える、部長と相談する、財政課長と企画課長の役割、課の進むべき方向を考える。
今回は、5ページにわたる長編です。
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連載、明るい公務員講座・中級編
明るい公務員講座・中級編7
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第7回「企画と立案(1)改革は課長の任務」が発行されました。前回までは、部下の仕事を管理することについて説明しました。しかし、部下の仕事を管理するだけでなく、事務を改善することや、新しい課題に取り組むことも、課長の重要な仕事です。課長が指示をしなくても、職員は仕事をします。しかしそれは、既に与えられている課題や定例業務です。変えること、新しいことに取り組むのは、課長です。今回の内容は、次の通り。
変えることで付加価値をつける、残業を減らす、仕事を改善する、事業の縮小と廃止、外の敵と内の敵、故郷に残るか新天地を目指すか。
明るい公務員講座・中級編6
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第6回「事務の管理(3)添削する」が発行されました。部下が作ってきた資料に目を通し、ダメなときは手を入れる。これも、課長の重要な仕事です。
でも、難しいですよね。部下が一生懸命作ってきた資料に、朱を入れるのは気が引けます。きつく言うと、部下が折れてしまうし。でも、ひどい内容の資料を上司に出したら、課長であるあなたの評価が下がります。他方、部下からすると、手を入れてもらって良い資料になることは、そんなに不満ではありません。困るのは、「てにをは」などつまらないことに熱心に手を入れて、全体を見てくれない上司。さらには、部長の前でその資料を守ってくれない課長です。今回の内容は、次の通り。
市長の目や市民の目で読む、部下と違う角度で見る、悪魔の代理人、ばらつきを統一する、危ないと子を叱るより手を引こう。
明るい公務員講座・中級編5
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」第5回「事務の管理(2)進行状況の確認」が発行されました。課長は、部下に仕事の指示を出して、報告を待ちます。しかし、ただ待っていただけでは、締めきり間際になって、まだ半分もできていないことがわかったりします。そんなことが起こらないように、途中途中で進行状況を確認する必要があります。今回の内容は、次の通り。
途中の確認、課内の業務の進行管理、段取り八分、一歩先を行く、上司の予定表。
明るい公務員講座・中級編4
連載「明るい公務員講座・中級編」第4回、「事務の管理(1)指示の出し方」が発行されました。課長の仕事のうち、まず、部下の仕事を管理することを解説します。
課長が指示を出し、部下が仕事をします。そして、その結果について、課長は責任を持ちます。部下の仕事の出来が悪いときは、自ら手を入れる必要があります。任せただけではダメなのです。指示と確認、そして添削が、課長の仕事です。指示の出し方の例として、表を作る場合を紹介しました。「臨場感」を出すために、恥ずかしながら、私の手書きの指示を載せました。今回の内容は次の通り。
部下への指示・確認・添削、悪い指示の例、任せる上司は良い上司か、部下の能力に応じた指示、仕事の困難度に応じた指示、ボトムアップ型とトップダウン型、効率的な議会答弁案作成、答弁を読むのは大臣や知事。