カテゴリー別アーカイブ: 著書「明るい公務員講座 管理職のオキテ」

『明るい公務員講座 管理職のオキテ』

『明るい公務員講座 管理職のオキテ』(2019年、時事通信社)
時事通信社アマゾン紀伊國屋ジュンク堂

『明るい公務員講座 管理職のオキテ』が出版されました。『明るい公務員講座』『明るい公務員講座 仕事の達人編』に続く第3巻です。第3巻は、管理職の入門編です。

本屋に行くと、たくさんのリーダー論が並んでいます。私も、36年前に課長職になって、いろいろ本を読んで勉強しました。しかし、すぐに役に立つ教科書は、見つけることができませんでした。歴史上のリーダーや事業で革命を起こす経営者と、私たち管理職とは、仕事の内容が違うのです。他方で、良い職員が良い課長になるとは限りません。職員の延長に、課長職があるのではありません。

今回も、書いたことは、経験者たちは知っていることばかりです。それを後輩たちに、文字で上手に伝えることが、できていなかったのです。
端的に言うと、多くの本には、きれい事ばかり書かれています。「良い職員になりましょう」と。でも、職員みんなが、優秀ではありません。例えば、問題職員をどうするかは、書いていないのです。多くの管理職は、それで悩んでいます。それを、思い出しながら、「不都合な真実」も書きました。

今回、本にまとめるに当たっても、独りよがりにならないように、そして間違いがないか、原稿を現役の管理職にも読んでもらって、意見を聞きました。
また、各章に1本ずつコラムを入れました。本文に入れるにはやや据わりが悪い「面白い話」を、コラムとしたのです。笑いながら読んでください。

書評1書評2 補足

目次
第1章 課長に脱皮する
第1講 選手と監督の違い 第2講 いつもニコニコ明るい上司 第3講 課長は接客業 コラム1 接客のプロに学ぶ

第2章 事務の管理─はかどる仕事術
第4講 指示の出し方 第5講 進行状況の確認 第6講 添削する コラム2 悪魔の代理人

第3章 職員の指導─褒めて育てる
第7講 あなたはコーチ 第8講 褒めて育てる コラム3 精神の体力 第9講 意欲を持たせる 第10講 人事評価から逃げるな

第4章 職場の管理─困ったことも起きる
第11講 内部統制 第12講 情報の取り扱い 第13講 問題職員への対応 第14講 職場慣行の変化 コラム4 男たちのムラ社会の終わり

第5章 組織を動かす
第15講 あなたは船長 第16講 課長が決める コラム5 総理大臣秘書官の答弁作成術 第17講 あなたは課長一年生
本書のまとめ

「明るい公務員講座」第3巻、校了

「明るい公務員講座」第3巻のゲラを、昨晩、校了しました。
第3巻では、課長をはじめとする、管理職の基本をお教えします。名付けて『明るい公務員講座 管理職のオキテ』です。
副題はいろいろ悩んだのですが、編集長との相談の上、これに決まりました。少々、意外感があるかもしれません。

2月から3月は、3.11を迎えるために、何かと忙しい時期です。そんなときに、仕事が重なるのですよね。ここのところ視察や講演が続き休日がなく、夜の異業種交流会も忙しかったです。その合間を縫って、時間を作って校正しました。
印刷にかけ、月末には本屋に並ぶでしょう。

『明るい公務員講座』第3巻、校正中

『明るい公務員講座』第3巻のゲラができたので、校正しています。
あれだけ時間をかけて作った原稿なのですが。改めて読むと、いろいろ悩むか所が出てきます。
内容は、付け加えることはないのですが。ここに句読点を打つか、ここで改行すべきか・・・
「僧は推す月下の門」か「僧は敲く月下の門」(推敲の語源)状態です。
どこかで、踏ん切りをつけなければいけません。

3月末に本屋に並ぶように、頑張りますわ。乞うご期待。

『明るい公務員講座』第3巻原稿完成

『明るい公務員講座』第3巻の原稿を書き上げて、年末に、編集長に送りました。まだ図の一部が未完成ですが、文章はひとまず完成です。

連載した文章を再構成する」と言えば、簡単なように見えますが、そうはいきません。どのように幹を作るか(構成)、この本では何を訴えたいか(主題)を考えなければなりません。これが、重要です。目次と、はじめにと、あとがきができれば、めどが立ちます。読みやすい文章にするのは、その次です。

今回も、右筆に手を入れてもらい、関係者に事実や数字の確認をお願いしました。ありがとうございます。いくつも、指摘をもらいました。
一人で書いていると、間違いや読みにくいところもあります。このあと、編集長も手を入れてくれます。

読み返すと、加筆したいか所が出てきます。しかし、まずはゲラの形にしてもらって、全体を見てみましょう。それから手を入れることにします。

『明るい公務員講座』第3巻執筆状況

『明るい公務員講座』の第3巻の執筆状況について、その後の進捗状況の報告です。
ほぼ書き上げました。文章としては、8割方完成でしょうか。
順次、右筆に目を通してもらっています。また、編集長に送って意見をもらっています。

しばらく、熟成させて、違った角度から見てみます。すると、加筆すべきか所や、より良い言い回しが浮かんでくるのです。執筆に没頭している時は気がつかなかったことが、見えてくるのです。