カテゴリーアーカイブ:社会の見方

インターネット中毒

2016年6月5日   岡本全勝

6月5日の朝日新聞「暮らしの扉」は「ネット時間減らそう」でした。電車の中でも、テレビゲームとスマートフォンに没頭している人を見かけます。夢中になって、時間が経つのを忘れるのでしょうね。私はゲームやスマホはしませんが、インターネットでニュースなどをサーフィンしているうちに、すぐに時間が経ってしまいます。記事では、一日平均321ページ見ていて、生活に支障が出た人の体験談も載っています。
・・・スマホ利用者の約7割が、依存を自覚している。民間調査会社のMMD研究所が今年5月、15~59歳の利用者553人にネットでアンケートした。スマホを触っている時間は、「2時間未満」が最も多く、20.3%。依存度別に利用時間をみると「かなり依存している」と答えた人は「7時間以上」「5時間未満」が多かった。自宅に忘れて取りに帰ったことがある人は、45.2%だった・・・(MMD研究所調査結果
・・・国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)は、2011年にネット依存治療研究部門をつくった。患者の約8割が子どもだが、30~40代を中心に大人も通ってくる。
樋口進院長は「ネットの使いすぎで生活に明らかな支障が出ていれば、治療の対象です」と話す。相談は、オンラインゲームや掲示板への書き込み、SNSがやめられないといった内容が多く、「夫が一日中スマホを触っている。離婚したい」などと訴える女性もいた。
樋口院長は「パソコンに比べスマホは常に携帯している人が多く、治療が非常にやっかいだ」と指摘する・・・

経済同友会70周年、2

2016年6月2日   岡本全勝

経済同友会の広報誌「経済同友」5月号が発行されました。今号は、創立70周年記念です。前にも紹介したように、企業人が、財界活動を通じて、自社や産業だけでなく経済、社会、政治に関心を持ち、オピニオンリーダーになっていただくことは、ありがたいことです(2016年5月7日)。5月号には、これまでの活動実績が簡単な年表で載っています。日本経済の発展の軌跡と、その時々の経済活動の論点が、わかります。
ところで、会員懇談会の写真に、不肖私めも載っています。長谷川・前代表幹事と談笑しているところです(p13)。長谷川さんには、復興に関して大変お世話になりました。

民主主義を支えるプラグマティズム

2016年5月29日   岡本全勝

5月29日の朝日新聞「文化の扉」は、プラグマティズムについての簡潔な紹介でした。私は、宇野重規・東大教授の「民主主義のつくり方」(2013年、筑摩選書)を読んで、プラグマティズムが生まれた背景はこういうことなんだと、納得したことを覚えています。
さらに、「民主主義のつくり方」には、信念が行動を作るのではなく、行動の積み重ねが信念を形作ることが紹介されています。これにも、納得しました(2014年1月5日の記事)。連載「明るい公務員講座」でも引用しようと、準備しています。
記事の中で、駒崎弘樹さん(NPO法人フローレンス代表理事)は、次のようなことも述べています。
・・・政治家や官僚を批判し対立するのではなく、問題解決のためにいかに協力するのか、状況に合わせて自分のやり方を改善するのが大切です。
民主主義社会は選挙や投票だけで支えられているのではない。個別の課題の解決には、投票以外の多様な社会活動が重要。主体的な個人が様々な課題に対して、いろんな場で意思表示する。誰もが社会に参画し、何らかの行動を通して社会を良くしていく。プラグマティズムは民主主義社会の生き方そのものです・・・

気の利いたお土産

2016年5月27日   岡本全勝

伊勢志摩サミットで、被災地の産品をお土産に出しました。ところで、気の利いた、その地域らしさがでた産品は、これからの観光客に受けると思います。××まんじゅうや○○せんべいも良いのですが。修学旅行生が近所への土産にとか、若い会社員が職場への土産に買うような、安くて数が多い土産では、中高年や海外からの金持ちには買ってもらえません。
少々値が張っても良い品物、職場への土産でなく自分が記念に買いたいものが、必要なのです。あまりかさばるものも、困ります。意外とないのですよね。

金融機関へのサイバー攻撃

2016年5月26日   岡本全勝

日経新聞5月22日、ジリアン・テット氏の「国際金融揺さぶる盲点」(5月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)から。
・・・昔、銀行強盗といえば目出し帽をかぶり、トンネルを掘ったが、もはやそうではない。3カ月前、世界は史上最大の銀行強盗を経験した。窃盗団がバングラデシュの中央銀行から1億100万ドル(約110億円)を盗んだのだ。
21世紀の詐欺師は銃を使わなかった。その代わり、国際銀行間通信協会(スイフト)が運営する銀行間の決済情報をやりとりする国際的なシステムへのアクセスコードを入手し、これらのコードを使って米国の連邦準備銀行を信じ込ませ、自分たちの口座へ資金を送金させた。その後、関係銀行のソフトウエアを書き換え、自分たちがサイバー空間に残した痕跡を消した・・・
・・・ある大手銀行の最高経営責任者によると、大手金融機関は毎分「数万件」の攻撃に見舞われている・・・
・・・スイフトは1973年に非営利の協同組合として設立され、1万強の銀行が加盟している。最近までその送金システムは地味な存在で、めったに関心を集めなかった。従業員数もわずか2400人(売上高は6億5000万ユーロ)。だが地政学的観点では、組織の規模を大きく上回る影響力を持つ。スイフトのシステムは、国境を越えた高額な支払いのほぼ半分を送金するために使われているからだ・・・
すごいサイバー攻撃が行われているのですね。また、このような国際的民間組織が、世界の金融を支えています。それを、どのように守るか・・・。