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社会

海外に広がる日本の庶民文化

8月1日の日経新聞が、日本のB級グルメが、ニューヨークで人気を集めていることを伝えていました。うけているのは、お好み焼き、焼き鳥、ラーメン、ギョウザなどだそうです。寿司や天ぷらなど高級な和食は、海外でもかなり広がりました。アニメやB級グルメは、日本が誇る伝統文化ではなく、現代庶民文化です。日本の日常が受け入れられることは、うれしいですね。これが、日本のソフトパワーになるでしょう。
ある調査によると、日本を訪れるアメリカ人観光客が期待することは、「日本の食事」が、歴史的建造物などを抜いて、第1位だそうです。

南北逆の地図

8日の日経新聞夕刊に、「南が上、逆さ地図」という記事が、地図と一緒に載っていました。北東アジアの地図で、日本列島のほか、ロシア沿海地方、南北朝鮮、中国の一部が含まれています。ミソは、南北が普通の地図と逆になっていることです。太平洋が上で、ロシアが下に来ます。
これだと、日本列島が弧であることがよくわかり、またロシアから見て日本が「邪魔」なこともわかります。載っている情報は変わらないのに、少し見方を変えるだけで、感じ方が大きく違うという一例ですね。世界地図でも、日本で見る地図は日本と太平洋が真ん中にありますが、西欧の地図では大西洋が真ん中に来て、日本は端っこにあります。極東です。
この地図「環日本海諸国地図」が富山県庁でよく売れているというのが、記事の内容です。この地図の元は、オーストラリアでつくっている地図で、世界地図が南北逆になっています。私の記憶では、「正しい××の地図」と銘打たれていました。これだと、南半球のオーストラリアが、地図の上真ん中に来るのです。
私は、富山県勤務の時に、知事からこの地図を見せられ、「物の見方はこうも変わるのだ」ということを、教えられました。(2010年7月8日)
昨日書いた、オーストラリアの南北逆さ地図は、「マッカーサーの正しい地図」でした。