カテゴリーアーカイブ:生き様

共に苦労した人、福島

2023年11月19日   岡本全勝

昨日18日から、福島県双葉町と大熊町に行ってきました。原発災害からの復興で、苦労をかけた町長さんとの懇談会です。数年前に退職なさって、慰労会をすることになっていたのですが、コロナ拡大もあり延期していました。今回、別の町長さんと一緒に、実行することになりました。元町長の慰労会なのに、おうちに呼んでもらい、奥さまの手料理です。我ながら、厚かましい奴です。

いくつも難しい判断をしていただきました。住民の間に意見の対立がある中で、方向を出さなければならなかったのです。
例えば中間貯蔵施設の設置の受け入れです。県内各地で除染のため、はぎ取った土や解体した家屋を、ひとまず合成樹脂の大きな袋に入れました。県内各地に、それらの袋が積み上がりました。そのままでは、各地の復興に支障を生じます。それを1か所に集めて保管しようとしたのです。搬出される各地はうれしいことですが、受け入れる地域はさらに負担が増えます。加害者の国が被害者の町にお願いする交渉です。
あのときの町長たちの決断がなければ、福島の復興は大きく遅れたでしょう。時間が経って、多くの方はそれを覚えていませんし、知らない人も多いです。

いろんな局面で、相談に乗りました。お二人からは、「あのとき、全勝さんは、ああ言った」とか「厳しいことも言われた」という話が出てきました。私が覚えていないこともありました。信頼関係ができていた(と私は思っていました)ので、本音の議論をしたのです。
時には町長に、厳しいことも言ったようです。でも、実現できないような約束をする方が、あとで困ったことになります。その先の交渉を進める、住民を納得させるためには、役に立ったようです。国側の職員なのに、地元の立場で考える。自治省での地方勤務の経験が役に立ちました。

奥様方を含め皆さんお元気で、うれしかったです。
行きと帰りの常磐線から見える景色は、大きく変わりました。しかし、双葉町と大熊町の復興は、始まったばかりです。まだ、帰還できない地域もあります。事故を引き起こした東電と政府が、これからも責任を持って復興を進めなければなりません。

小学校同窓生の現在

2023年11月18日   岡本全勝

10月に参加した「小学校の同窓会」。
もらった名簿を見ると、男子23人、亡くなった人を除くと19人の内、13人が村内に居住しています。結構多くの友人が残っているのです。
女子は20人、亡くなった人を除くと17人の内、4人が村内に居住しています。多くは姓も変わり、村外に出たようです。

阪急ブレーブスの意地

2023年11月8日   岡本全勝

阪神タイガース日本一、おめでとう。私は楽天ゴールデンイーグルスのファンですが、セリーグではタイガースです。関西人ですから。38年前の優勝の時は、私は30歳でした。鮮明に覚えています。次回の優勝はいつかな。38年後だと、106歳か。無理やなあ。イーグルスも、次の優勝はいつかなあ。

11月7日の朝日新聞に、「阪神V、阪急はセールしません 同じグループだけど、社長「ブランド大切」」が載っていました。
・・・プロ野球阪神タイガースが38年ぶりの日本一をつかみ、6日、関西の小売店などで記念セールが始まった。阪神百貨店は福袋やロゴ入り商品を求める客で大盛況だったが、同じグループの阪急百貨店は通常営業だった。なぜなのか。
球団は阪神電鉄の完全子会社で、阪急阪神ホールディングス(HD)から見れば孫会社にあたる。また、阪急電鉄はかつて、オリックスの前身となる阪急ブレーブスを保有していた。阪急阪神HDと、阪急阪神百貨店を持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは、阪急阪神東宝グループを構成する「仲間」だ。
ただ、阪急百貨店は18年ぶりだったリーグ優勝時と同様、静観を決め込んだ。
「会社は一つだが屋号は二つ。それぞれ違うタイプの商売をしている」。H2Oの荒木直也社長は2日、質問にこう答えた。富裕層の顧客を多く抱える「高級感・ゴージャス」の阪急と、デパ地下が自慢の「庶民的・親しみやすさ」の阪神では客層が異なる・・・

阪急と阪神が合併したときは驚きました。顧客も違えば社風も違うでしょうに。
友人によると、阪神電鉄と阪急電車は連絡線を使うと、相互乗り入れができるそうです。勝った方が、相手の線路を使って大阪梅田まで電車を走らせるという痛快な小説があるそうです。近鉄電車は阪神電車と相互乗り入れしているのですよね。

追記
友人から連絡が来ました。かんべむさし「決戦日本シリーズ」だそうです。

読書家・購書家・蔵書家

2023年11月7日   岡本全勝

10月21日の日経新聞読書欄、若松英輔さんの「読書家・購書家・蔵書家〜井筒俊彦とボルヘス」から。その気持ち、よくわかります。

・・・購書家という言葉は辞書にはないかもしれないが、本の世界にはこう呼ばずにはいられない人物はいる。本を読むのも好きだが、それを購うことに情熱を燃やす人たちである。アルゼンチンの作家ボルヘスもそうした人間の一人だった。七十歳になろうとする彼がアメリカのハーヴァード大学で行った連続講義が『詩という仕事について』と題する本にまとめられている。そこで彼は、自宅にある多くの本をながめているとすべてを読むことなく死を迎えるだろう、と感じつつも「それでも私は、新しい本を買うという誘惑に勝てません」と語り、こう続けている。

〈本屋に入って、趣味の一つ――例えば、古英語もしくは古代スカンジナビア語の詩――に関わりのある本を見つけると、私は自分に言い聞かせます。「残念! あの本を買うわけにはいかんぞ。すでに一冊、家にあるからな」。〉

家に同じ本があるのにさらに買いたいなど理解できない、という人がいても驚かないが、同じ本を持っていても何かの縁で目の前に現われた本の横を簡単に通り過ぎることなどできない、という心情もまた、購書家たちの真実なのである・・・

サントリーみらいチャレンジプログラム2024

2023年11月4日   岡本全勝

今日11月4日は、サントリーみらいチャレンジプログラムの助成先の交流会に、郡山市に行ってきました。
あわせて、来年度の新しい助成方法を説明しました。サントリーが、来年以降も支援を続けてくださいます。ありがたいことです。「シン・みらいチャレンジプログラム
来年度からは、継続的な活動支援をできるように、3か年事業を採択します。これは、良い考えだと思います。

助成先のような地域での活動が、世間に理解され、参加者が増えることを期待しています。そのために、自治体や各種団体との協働ができれば良いのですが。
サントリーみらいチャレンジプログラム、記者発表