先日の「賢いカラスとの闘い」の続きです。その後、カラスは飛来しますが、騒ぐこともなく平穏に過ぎています。
ところが、先日朝、キョーコさんが家の前で目撃。
近くの住人らしい人が、蓋をして重しを載せたゴミの箱の上に、生ゴミの袋を捨てていこうとしました。もちろん、注意して持って帰ってもらいました。
カラス以外にも、敵はいました。
先日の「賢いカラスとの闘い」の続きです。その後、カラスは飛来しますが、騒ぐこともなく平穏に過ぎています。
ところが、先日朝、キョーコさんが家の前で目撃。
近くの住人らしい人が、蓋をして重しを載せたゴミの箱の上に、生ゴミの袋を捨てていこうとしました。もちろん、注意して持って帰ってもらいました。
カラス以外にも、敵はいました。
「令和2年大晦日」で予告した、賢いカラスとの闘いについてです。
カラスが賢くなって、困っています。生ゴミ回収の朝、ゴミ袋を破って、中のものを散らかすのです。
杉並区では、カラス被害を防止するために、ゴミ袋の山にかぶせる網やカラス対策用の折り畳み式防鳥用ボックスを配っています。ところが、カラスは網を持ち上げたり、箱の蓋を開けるのです。正確に言うと、くちばしで網や蓋をずらして、ごみ袋を引き出すのです。
最近、わが家の前(6軒ほどの共同の場所)を含め、ご近所で被害が続出。朝からカラスがうるさいなあと思ったら、出勤途上に道路にゴミが散乱しています。早朝のカラスの鳴き声は、宴会の盛り上がりだったのです。
それぞれ、カラスに負けないように知恵を出しています。網や箱の蓋に板などの重しを載せて、簡単にはずらせないようにしています。そのせいもあって、最近はわが家の近くでは、カラスの宴会はなさそうです。
12月12日の朝日新聞オピニオン欄「読書離れと言うけれど」、井上慎平さん(NewsPicksパブリッシング編集長)の発言から。
・・・いま30~40代のビジネスパーソンでは、「本を読む人」と「読まない人」との分化が進んでいます。ビジネス競争の激しさのなかで、「論理的思考」を少し学んだところで出世なんてできないし、そもそも変化が早すぎて何が正解か分からない。シンプルなスキルを扱ったビジネス本は売れづらくなったと感じます。
象徴的なのは、外資系金融のトレーダー。国際政治に精通している方も多かったのですが、コンピューターによる自動的な取引が主流になると実務の上で教養の重要性が下がった。経済的なステータスと教養的なステータスが乖離してしまったと感じます。
かつては、無条件に「教養はいいものだ」という思想がありました。立派なビジネスパーソンなら古代中国の歴史ぐらい知っていないと恥ずかしい、という空気感です。それが「何の役にも立たないものを読むのは、むしろ頭が悪い」というような、実用主義ともいえる風潮に変わった。
勝間和代さんの「年収10倍アップ勉強法」がヒットした十数年前が実用主義ブームのピークだったでしょうか。ただ、スキルを磨く努力をすればキャリアアップできる「希望ある時代」の終焉と共に、ブームも落ち着きました。
そして、いま。読む人と読まない人の分化が進む中、例えばユヴァル・ノア・ハラリ氏の「サピエンス全史」といった骨太な書籍は好調です。未来が見えなくなるほど大局観を求め、歴史や人文知へのニーズが高まる。読者は断定的な正解を求めるより「どんな経済や社会が良いのか」という価値観のレベルまで踏み込んで考え始めています・・・
12月15日の朝日新聞が、内海健著『金閣を焼かなければならぬ 林養賢と三島由紀夫』(河出書房新社)が第47回大佛次郎賞に決まったことを、大きく伝えていました。この本は、このホームページでも紹介しました。うれしいですね、友人が大きな賞をもらうのは。
・・・数学の得意な理系少年だった。高校時代は奈良市に暮らしたが、入学してほどなく生徒会が職員室を占拠、ストに入ったという。まだ政治の季節だった。三島が楯(たて)の会を率いて陸上自衛隊の市ケ谷駐屯地に立てこもったのは、その年の11月である。「時代錯誤的だという感覚は持ったと思いますが、馬鹿げたことだという風に受け取ることはできませんでした」・・・
そうなんです。奈良女子大学附属高校は、そんなところでした。内海くんはバレーボール部、私はサッカー部と生徒会活動でした。彼は医者なので、時々わからないことがあると聞きますが、まだ彼の患者にはなったことがありません。