カテゴリーアーカイブ:私の読んだ本

少し古本を処分10

2026年3月28日   岡本全勝

少し古本を処分9」の続き、「少し古本を処分4」の続きになります。本以外の書類についてです。

「このほかに、省庁改革本部、再チャレンジ政策担当、総理秘書官、大震災対応の仕事に関する資料が、職場と自宅に段ボール箱に入って残っています。これは、学者先生に私の経験を話す機会をもらっているので、それに合わせて整理しています」と書きました。
聞き書き(オーラルヒストリー)が進むので、それに合わせて、資料の入った段ボール箱を開けています。省庁改革本部、再チャレンジ政策に関するものも、いろいろ残っていました。大物は何と言っても首相秘書官時代です。そして、ついに東日本大震災関係の箱を開いています。
よくまあこんなに残しておいたのだと思うくらいに、残っています。公式の記録ではなく、私が毎日考えた「次に何をするか」のメモなどです。このようなきっかけがないと、たぶん箱を開かないままに終わったでしょう。よい機会を与えていただいたことに、感謝しなければなりません。

ところが、書斎には、これらのほかに何が入っているか不明な箱が、いくつかあります。本や資料の下に隠れていました。いずれ箱を開けるのですが、怖いですね。

日常生活のフローとストック

2026年3月15日   岡本全勝

大学の経済学の授業で、フローとストックという概念を学びました。なるほどと、勉強になりました。
フローは、一定期間例えば1年間のお金の流れです。ストックは、ある時点例えば年度末でのお金の残高です。
フローとストックというようにカタカナ英語であることが、日本語にそのような概念・言葉がないことを示しています。「流量」とか「蓄積」「貯蔵量」という表現もありますが、しっくりきませんよね。よい日本語があればよいのですが。

さて、前置きはこれくらいにして。本の山を前にして、ふと思いつきました。
これまでの私は、その時々の気の向くまま、本を買っていました。いわばフローです。ところが、それが積もるとストックになります。ストックを考えずに、フローだけ見ていたのですね。

それは、飲食にも当てはまります。喉ごしよくお酒を飲んでいると、気持ちよくなりますが、アルコールは貯まります。おいしい食事もうれしいですが、食べ続けていると太ります。この人もそうなのでしょう。
フローとストック、二つの概念を使って物事を見ると、よくわかります。

少し古本を処分9

2026年2月22日   岡本全勝

少し古本を処分8」の続きなのですが。それ(2025年11月1日)以来、古本片付け作業は、進んでいません。

気が乗らない上に、寒いです。原稿の締め切りもきついし(やらない理由は、いくらでも見つかります。苦笑)。
増やさないために、本屋に行くことを自粛しているのですが、時に行っては、読めそうもない分量を買ってしまいます。買わずに図書館で借りるようにもしているのですが、じっくりと読みたくなって買ってしまい、また引用されている本が気になって買ってしまいます。
このほかに、頂き物の本があります。一部しか、このホームページで紹介できていません。すみません。

本棚は引っ越し途中で、整理されておらず、どこにどの本があるかわからなくなっています。古本片付けの際に読みたくなって取り出した本、気になって買った本、いただいた本。それらが、せっかく広くなった机の上を占領しつつあります。それを横目で見ながら、原稿執筆を続けています。
暖かくなったら、古本片付けを再開しましょう。

少し古本を処分8

2025年11月1日   岡本全勝

少し古本を処分7」の続きです。まだ続いています。なかなか減りません。なのでこの連載も続きます(苦笑)。

「少し処分」とは謙遜してつけた表題なのですが、実態を表しています(反省)。作業の際には「大胆に」捨てているつもりなのですが、全体から見ると「ほんの少し」です(涙)。
まず、やる気が起きません。処分しようと本を手に取ると、「せっかく買ったのに捨てるのか」「読むことができないのに、なんでこんなにたくさん買い込んだんだ」と悲しくなります。なので、作業に取りかかる気にならないのです。締め切りもないし。

次に、作業を始めた頃は古い本から着手したので、悩むことなく捨てることができました。だんだん新しい本になると、「読みたいなあ」という思いが出て、捨てることができません。残すと決めた本は、本棚に後戻り。
処分すると決めた本は、「こんな本も買ったのだ」とか「何が書いてあったかなあ」と、目次や気になるか所に目を通すので、時間がかかります。でも、私の読書遍歴(正確には購書遍歴)を思い出す、よい機会と思いましょう。時間をかけても良いでしょう。

書斎と廊下は作業途中で、引っ越しの荷物の片付けが終わっていないような状況にあります。それでも机の上は広くなり、資料を広げることができて、執筆作業がしやすくなりました。

文化、政治、経済の新しい古典

2025年10月14日   岡本全勝

雑誌『中央公論』2025年11月号の特集は「令和の読書と知的生産術」です。
そこに、大澤聡・砂原庸介・安田洋祐さんの座談会「文化、政治、経済......いま読むべき本は平成以降の「新しい古典」を決めよう」が載っています。3人は、1978年と1980年生まれの研究者です。

これは勉強になります。3人が、それぞれの分野で10冊ずつ挙げておられます。
政治、経済、文化の「新古典」にはこのような本が選ばれるのだと、勉強になりました。どのような基準で選ぶか、難しいところです。

古典と言われる本は、概説書や教科書に載っていて、かつて読んだか読んでなくても知っていることが多いです。しかし、近年の研究でどのようなものが必須のものなのか、学者でないとわかりません。このような記事は、研究者でない者にとって貴重な資料です。
知らない本が多かったです。みなさんは、どうですか。