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生き様-新居顛末記

書斎ではゆっくりできない?

今日は、東京財団の月刊誌日本人の力に載せる地方分権の実行力と推進力を校正。別に頼まれていたエッセイやら、メモを作成。いくつもきていたメールでの問い合わせに返事を書き・・・。それはそれで、充実しているのですが、何か変なのです。それを、先日から考えていました。
書斎を造って、そこでゆっくりと好きな本を読むというのが夢でした。そして、書斎を造るまでは成功しました。しかしなぜか、ゆっくりと本を読む方は、実現しません。それはどうしてだろうか。答は、私の書斎は趣味の場でなく、仕事の場になっているということです。余暇・消費としての読書でなく、仕事・義務としての原稿書きが主なのです。いつになったら、書斎が余暇の場になるのやら。午後の紅茶を運んできてくれた娘が、「そんなの、当分無理やわ」。そうでしょうね。

カーテン事件

家のほとんどの窓は、レースと遮光の2重カーテンにしました。ここまでは、普通のこと。ところが、しばらくすると、レースのカーテン上部の糸が引っ張られて、破れることが出てきたのです。原因は、遮光カーテンのフックでした。
カーテンレールのころに引っかける金具は、S字を長く伸ばした形をしています。ころに掛けた方の金具の先(下を向いている。もう一方の先はカーテンの中に入っている)が、レースのカーテンの糸を引っかけるのです。カーテンが閉じているとき(布としては開いているとき)は、引っかかりません。カーテンが開いているとき(布としては寄せられているとき)に、引っかかり、カーテンを閉じるときに引っ張って破るのです。2本のカーテンレールの幅は既製品ですから、問題はないはず。破れないカーテンもあって、それは金具がプラスチック製でした。そこで、金属金具をすべて取り替えたのです。
階段などの窓は、当初考えて、ロールカーテン(上で巻き取り、ひもで下に引っ張って閉じる)にしました。これは場所も取らず、思った以上に優れものです。カーテンは、開いて巻き取ると、結構場所を取るのですよね。今、書斎などはロールカーテンに代えようかと、思案中です。世の中には、地方財政や日本の行政以外にも悩みはあります。

こだわりの椅子

書斎の椅子を買ってから、2か月が経ちました。その体験報告です。今は、本を読んだり原稿を書くにはこの木製椅子を使い、パソコンには前からのOAチェアーを使っています。二つ並べているということです。
使い心地は、読書と書き物には、木製椅子がはるかに座り心地が良いです。その理由は、椅子が動かずどっしりとしていることのようです。その間は姿勢を変えないので、堅くて動かない、腰と背中を包んでくれる椅子がよいようです。もちろん、座面はクッション付きです。少なくとも、私にはこの方が疲れません。よくよく考えると、読書の間はかなりの時間、じっとしているのです。OA椅子にある、ころ(車輪)は要らないのです。あれは、立ったり座ったりする仕事のための機能です。読書中に椅子が変に動くと、落ち着かないのです。
リクライニング機能も、不要です。長時間読書して疲れたら、椅子の上でリラックスすることはなく、立って居間に移動しますから。もちろん座面の高さを調節する機能は、使う人が入れ替わるときのものであって、私一人が座り続ける際には不要です。最初から、私に合わせて作ってあるのですから。というので、読書用には肘掛け付きの木製椅子が良い、というのが結論です。パソコン用の椅子が、OAチェアーが良いのか、木製椅子が良いのかは、しばらく考えます。

植木

拙宅に、椿と夏椿を植えてもらいました。狭くて庭はないのですが、玄関脇に左右に2カ所、少しだけ土を確保しておきました。建築士さん・庭師さんと相談して、赤い椿と白い夏椿を植えることにしました。桜は無理としても、梅を植えたかったのですが、横に広がる木はそれだけの空間がないのであきらめました。書斎の窓には梅が合うじゃないですか。学問の神様は天神様、とくれば梅ですもの。

書斎と椅子

ささやかな書斎を造ったので、椅子を探していました。机は、建築士さんと相談して、窓際2辺に、天板を70cmの高さに造りつけてもらいました。すなわち、L字型の長いテーブルになっています。書き物と読書用の部分、パソコンのコーナー、あとは書類を整理する(実態は載せておくだけの)スペースにと、かなり重宝しています。
問題は、それに合う椅子です。事務・書斎用の椅子は、いまやあの金属や合成樹脂でできた空気バネの椅子ばかりです。これは結構場所を取るし、重たいのです。僕のほしいのは、木製で重たくないもの、そして長時間座っていても疲れないものです。背もたれが、リクライニングになる必要はありません。家具屋をめぐったり、インターネットで探しましたが、なかなか見つかりません。木製の椅子はたくさんありますが、食堂用ばかりです。それらは、肘掛けがついていません。4人用の食卓と椅子のセットでは、肘掛けがあると立ったり座ったりするときにじゃまなんだそうです。
ようやく、見つけました。「セディエホリウチ」というお店の、「長時間座っても疲れない肘付き曲げ木イス」です。高さも、テーブルに合わせ、また肘掛けがテーブルの下はいる(しまっておける)高さにしてもらいました。色も、お店とメールのやりとりをして、決めました。こんな点は便利ですね。今日届いたので、これから座り心地を試してみます。しばらく使ってみないとわかりませんが、今使っているパソコン用事務椅子とは、座り心地は格段に違うようです。