カテゴリー別アーカイブ: 生き方

生き様-生き方

がんは治る、ピンピンコロリ型の病気

2月1日の日経新聞夕刊、中川恵一・東京大学特任教授の連載「がん社会を診る」は、「病院嫌いにも、検診のすすめ」でした。
かつては、がんは怖い病気でしたが、大きく変わりました。

・・・がんによる死の最大の特徴は「死が予見される」こと。治らないとわかっても、年単位の猶予があり、比較的長い間、身体の機能は保たれ、最後の数週くらいで急速に悪化する経過をとります。つまり、痛みなどの症状をとって、うまくつきあえば、がんも「ピンピンコロリ型」の病気になるわけです・・・

・・・がんの場合、わずかでも症状が出たら、ほとんどの場合、進行がんか末期がんです。だからこそ、がん検診を受けて、無症状のうちに早期発見することが大切なのです。早期発見できれば、がんの95%近くは治ります・・・

「星々のつぶやき」2

ブログ「星々のつぶやき」。このホームページでも、紹介したことがあります。「地域のブログ紹介」。いわき市役所の長谷川さんが、作っておられます。

1月に、「常磐もの」の販路拡大のためタイ・バンコクに、私費で行ってこられました。若き日に留学したタイです。3泊4日のかつてを訪ねる旅が、14回にわたって書かれています。昨今のタイの事情(日本料理店が5千軒もあるとのこと)、旧友との再会が、長谷川さんの思いとともに書かれています。

予定と振り返り

手帳と日記帳はよく似ていますが、手帳は予定を書くもので、日記は終わったことを書きます。
多くの人は手帳を持っていても、日記帳をつけていることは少ないのではないでしょうか。手帳には予定を書き込み、しばしば確認しますが、過ぎたことを振り返ることはあまりしませんよね。

毎日忙しい生活をしていると、充実はしているのですが、記憶に残らない時間が過ぎていきます。仕事などの経験や失敗は、そのつど記憶に残るのですが、人生とその意味は自分で考えないと、何も残さずに過ぎてしまいます。
予定を手帳に書くことは時間を埋めることであっても、その意味は書かれません。日記帳に出来事を書いただけでは、同じです。ただし日記帳は、出来事とともに考えたことを書くと、振り返ることができます。歴史学で年表を見ても、その時代の出来事はわかっても、その時代の意味が読めないことと同じです。「年代記と歴史学との違い

「酔生夢死」という言葉を、中学で先生に教えてもらいました。社会人になってから、自分の人生、生活に意義を見いだそうと考えてきました。
時には生活を振り返って、自分の暮らしに「意義」を見いだしたいものです。仕事、家族、趣味、勉強、小さな親切や人の役に立ったこと・・・。
毎日行うことは無理です。1年は、ちょうどよい区切りです。今年は何をしたか、年末はそれを振り返る良い機会です。そう思って、このホームページでは、年末に3回に分けて我が一年を振り返っています。そんなにたいしたことはやっていないのですが、「今年はこんな年だった」と思うことに価値があると思います。

「勉強ができる」と「賢い」の違い

子どもの頃に、近所のおばさんたちが、「あの人は、学があるんだけどねえ・・」とか「あの人は、学校は出ていないけど賢いわ」と言っていることがありました。「賢い人は黙っている」とか「黙っていたら分からないのにねえ」とも言っていました。
子どもの頃は、勉強ができる人が賢い人だと思っていましたが、社会に出てから、なるほどという場面に出会いました。

学歴の高い職員で仕事ができない人、周囲から浮いてしまう人です。仕事ができないのは、いつまでに何をするかを理解できないのです。浮いてしまう人は、自分の発言が相手にどのように受け取られるかを考えずに発言する人、(たとえ正しい内容であっても)時と場所をわきまえずに発言する人です。私も反省しなければなりません。

このようなこと、世の中を渡っていく知恵(知識でなく知恵です)を、どのようにしたら、若い人に伝えることができるのでしょうか。