カテゴリー別アーカイブ: 生き方

生き様-生き方

新しいトラックをつくる・石井裕さん

(新しいトラックをつくる・石井裕さん)
日経新聞2月19日夕刊「人間発見」、MITメディア研究所副所長、石井裕さんの発言「出すぎた杭は打たれない」から。
・・真の競争は、100メートルを早く駆け抜けることではありません。競技トラックもストップウオッチも、競技のルールすらない原野をただ一人で孤独に耐えて走り、そこに新しいトラックをつくっていくことにあります・・

人生を越えた時間

週末に、東京国立博物館の「皇室の名宝」と、皇居東御苑での「御即位20年記念特別展」を、見に行ってきました。千年の時を越えて引き継がれてきた正倉院の品々や平安時代の書。
青銅器には、もっと古いものがあります。3,000年と聞くと、それだけで圧倒されます。私は、青銅器も好きなのですが。しかし、土の中から発見されたものと違い、壊れやすく燃えやすい書が保存されたというのは、大変なことですね。
即位礼の儀式も、一部復活されたものがありますが、奈良平安の古式が引き継がれています。
「伝統」と言えばそれまでですが、その重みは大きいです。先日、人生にとっての20年の意味を書きました(11月12日の項)。他方、このように千年や二千年にわたって引き継がれるというのは、人為を越えた時間ですね。

活躍する年代・明治維新

朝日新聞12日の夕刊「窓」に、「維新に見る世代の力」が載っていました。
ペリー来航時の、英傑の年齢です。西郷隆盛27歳、大久保利通24歳、吉田松陰24歳、木戸孝允21歳、高杉晋作15歳、井伊直弼39歳、勝海舟31歳、徳川慶喜17歳、松平容保19歳。もちろん、井伊直弼以外が活躍するのはこの後ですから、もう少し歳を取ってからです。それでも、明治維新は15年後です。
日本人の寿命が短かった時代ですが、改めてみんなの若さに驚きます。

妻の幸せ、夫の幸せ

22日の読売新聞のコラム「編集手帳」に、次のような話が載っていました。
・・2年前の調査で、全国の夫婦200組に「1週間で最も心地よい時間」をたずねている。回答の最上位は夫が「土曜の午後9時」、妻が「月曜の午前10時」であったという・・
なるほどね。亭主元気で留守がいい。はい。

帽子=昭和遺産

朝日新聞は、11日から「昭和モノ語り」を始めました。第1回目は、帽子です。戦前の男は全員帽子をかぶっていたこと、今や誰もかぶっていないことを取り上げています。男がかぶっているとすると野球帽であって、スーツに帽子姿は見かけませんねえ。
霞ヶ関で、出勤時に中折れ帽をかぶっているのは、どうも私一人のようです。私も、昭和遺産ですか。