昨夜、省庁改革本部「減量班」同窓会に出てきました。私と一緒に、組織・業務・審議会などの削減を担当してくれた(苦労してくれた)同僚との懇談会です。現在はそれぞれ、東京電力・日立製作所・ソニー・内閣府・総務省・厚生労働省・経済産業省で出世して活躍中です。ローマ大使館・ワシントン大使館・大阪府警・山口県庁・宮古市役所で活躍中の人もいますが、参加は無理なので、メールでの参加です。事務局が解散してからも、引き続き年に数回、開催しています。私にとっての財産の一つです。
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日記
一週間
今年最初の1週間が過ぎました。辞令交付もそこそこに、国会議員会館の挨拶回り(3時間で200枚名刺がなくなりました)。翌日からは、関係者への提出予定法案の説明など・・。あっという間の、1週間でした。
よかったこと:体重が1キロ減りました。歩いて歩いて。
困ったこと:挨拶に行かなければならないところに、行けません。省内の挨拶回りもできていません。でもこれは、最近の異動の度にそうです。3年前の交付税課長就任の時は、辞令をもらう前(年末休み)から単位費用を作っていました。省庁改革本部の時も、着任した日から仕事でした。秘書官の時は、もちろんその日から仕事。
部屋に座っていないので、eメールも見る時間がなくて。ご挨拶できない方には、申し訳ありません。当分、このような生活が続くようです。
異動
今日、6日付で、総務省大臣官房総務課長に移りました。国会担当というと、わかりやすいでしょう。他にも仕事はあるのですが。当面は、19日から予定されている国会で、当省から提出する法案の審議と成立を、国会議員の方々にご理解を得ることです。
交付税課長の時は、毎年、2回法案を出していましたし、課長補佐や大臣秘書官の時に、親しくしていただいた議員や秘書の方もおられます。今日も、議員会館などに挨拶回りに行くと、激励やらお祝いの言葉をいただきました。「今日は帽子をかぶってこなかったの?」とか・・。
2004年・年始のご挨拶
みなさん、あけましておめでとうございます。ご家族そろって、よいお正月をお迎えのことと存じます。わが家も4人そろって、元気に新年を迎えることができました。
あっという間に、49歳になりました。小学校の時に、高校野球の兄さん達を見て、「すごいおじさん」と思っていました。いつの間にか、追い抜いていました。大学に入ったら、塩野宏先生や西尾勝先生たちを見て、「遠くの山」と思いました。今にして思うと、当時先生達は、30~40歳代でした。公務員になったときは、課長補佐は「怖い存在」で、課長はまともには口がきけないほど「遠い存在」でした。
こうしてみると、今、自分が50歳近くになり、課長の職を占めていることに驚きます。本人は、「まだまだ若い」と思っているのですが。後輩や子供達、社会に対し、果たさなければならない責任は大きいですね。そう思うと、忸怩たるものがあります。今年もよろしくお願いします。
2003年・年末のご挨拶
平成15年も、今日で終わりです。今年一年、拙いページをご覧頂き、ありがとうございました。皆さんにとって、今年はどのような年だったでしょうか。私の一年は、次のようでした。
本業では、交付税改革を進めました。今年の大物は、県分の留保財源率を引き上げたことです。交付税の歴史で、初めてのことです。引き続き、今後の方針として、県分の補正係数半減・事業費補正の原則廃止を打ち出しました。効率化による需要額の削減も決めました。これも、職員の支えがあったからです。感謝します。
来年度で、交付税は50年を迎えます。残念ながら、私は担当を離れますが。これまでの3年間で、「段階補正の縮減」「事業費補正の縮小」「留保財源率の引き上げ」を行いました。これらは、これまで拡大してきた交付税の「きめ細かな財源保障の算定」を方向転換したと、私は位置付けています。この路線は、変わらないと思います。
東大の客員教授は、2年目を勤めました。昨年度の講義を本にまとめ、出版しました。その「新地方自治入門」は、多くの人から好意的な評価を頂きました。昨年出版した「地方財政改革論議」は、三位一体改革が進んだこともあって、5刷りが出ました。その他の講義や講演は、今年も40回を超えました。日本地方財政学会総会で、基調講演もさせていただきました。講演の一つが、朝日新聞に取り上げられ、1面に登場するという「おまけ」もありました。学者の先生やマスコミの人たち、これまで存じ上げなかった人とも、いろんな議論ができました。若き学生さん達も。書いた原稿も数多く。このホームページでも、積極的に発言しました。それもあってか、見て下さった方は、4万人を超えました。昨年1年間で1万人だったのに、今年は3万人です。
上司や同僚の「大きな心」がなければ、これほどまでには、自由に発言したり行動したりできなかったでしょう。これも、感謝しています。これだけの本業と副業をするには、土曜日曜がなくなります。読みたい本も、買うだけで・・。でも、それだけの成果はあったと満足しています。今年一年、ありがとうございました。皆さん、よいお年を。