カテゴリー別アーカイブ: 市町村アカデミー

全国消防長会関東支部消防職員意見発表会

今日4月27日は、全国消防長会関東支部消防職員意見発表会に、幕張のホテルに行ってきました。審査委員長を仰せつかったのです。
消防に関しては、消防大学校長を勤めたことがあります。職員がキビキビしていて、素晴らしい組織です。火災現場という危険な場所に行くのですから、命がけです。新型コロナ患者の救急搬送という、危険な業務もあります。気を緩めることができない仕事、それを日々訓練しています。

11人の職員が発表しました。なるほどと思う点を指摘する発表がいくつもありました。現場でのトイレの必要性、外国人への防災教育、消火活動での職員の除染、若手職員の育成などなど。
みなさん、発表の態度、発声も立派で、甲乙つけがたかったです。最優秀賞に選ばれた2人は、全国大会に進みます。

人権教育

憲法に基本的人権の尊重が書かれていますが、一般論ではなく具体において身につけることが必要です。そして、新しい差別事象が生まれています。かつては意識されなかった言動が、差別になると認識されるようになったのです。国民一般に人権教育は必要なのですが、公務員にはより重要です。仕事の中で、それに直面する場合があります。

私が公務員になったころは、部落差別が差別の第一でした。学校でも習いましたし、職場でも教育を受けました。その後、新しい人権侵害事象が増えています。法務省作成の「人権教育」という小冊子をご覧ください。人権侵害として、次のような項目が並んでいます。
あなたや部下職員は、すべてを知っていますか。「かつて研修を受けた」では、知識は古くなっていますよ。

なお分類は、私が便宜的に作成したものです。
(属性)
女性(性犯罪・性暴力・DV・ハラスメント)、子ども(いじめ・体罰・児童虐待・性被害)、高齢者、障害のある人、性的マイノリティ
(出身)
部落差別(同和問題)、アイヌの人々、外国人
(経験)
感染症、ハンセン病患者・元患者やその家族、刑を終えて出所した人やその家族、犯罪被害者やその家族、北朝鮮当局によって拉致された被害者等、ホームレス、震災等の災害に起因する人権問題
(行為)
インターネット上の人権侵害、人身取引(性的サービスや労働の強要等)

市町村アカデミー機関誌2023年春号

市町村アカデミーの機関誌「アカデミア」2023年春号が、発行されました。年に4回発行しています。今号では、市町村アカデミーで行われた講義や講演の再録や、研修生のレポートで優秀な作品を載せています。
当校での研修科目のカリキュラムはお知らせしているのですが、このような講義の内容を読んでいただくと、より分かります。興味を持たれたら、研修に参加してください。

また、研修生がどのようなレポートを書いているかも、ご覧ください。今回は、次のお二人です。
現場ではどのような課題に向き合っているか、それをどのように解決しようとしているかが分かります。これは、国の役所や研究者では期待できない内容です。
・「職員研修の企画と実践」講座、埼玉県上尾市総務部職員課 白石 裕一さんの「学び合う職場環境の醸成について」
・「住民税課税事務」講座、 愛知県豊川市総務部市民税課 今泉 達史さんの「納税義務者が死亡した場合の納税通知書について」

インターネットでも、読むことができます。これって、便利ですよね。先日、私が行った講演録が冊子になり、インターネットで読めますと紹介したら、何人もの人から読んだよと反応がありました。

小鳥たちの楽園

昼に職場の周囲を散歩すると、季節の移り変わりがよく分かります。早咲きの桜に続いて、いくつもの桜のつぼみが大きくなってきました。幹と枝だけになっていたケヤキに、芽が吹き出しました。地面では、ヨモギやカラスノエンドウが伸びています。

そして小鳥をたくさん見るようになりました。冬の間もいくつか小鳥を見たのですが、その種類と数が増えてきました。残念ながら、私は小鳥の名前が分かりません(鳩、雀、カラスを除く)。ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、セキレイくらいは区別がつくのですが。「クロガネモチの実

クロガネモチの実

昼休みに、職場(市町村アカデミー)の周囲と公園を散歩します。ここは埋め立て地ですが、半世紀経って、植木が大きくなっています。植樹していないと思われる場所に生えている木もあります。
冬に目立つのが、クロガネモチの木です。赤い小さな実がたくさんなって、目立ちます。「小鳥は食べないのかなあ」と思って調べたら、あまりおいしくないのだそうです。
ところが今週になって、あっという間に、ほとんどの実がなくなりました。実が熟したのか、ほかに食べるものを食べ尽くしたのか。