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市町村アカデミーの業務継続

市町村アカデミーでは、今日から3つの科目が始まりました。職員研修の企画と実践市町村税徴収実務監査事務の3つです。9日間と11日間の研修で、合計100人を超える研修生を受け入れます。

心配なのが、新型コロナウイルス感染症です。研修申込者の中にも、直前に取りやめる人も出ています。今のところ職員にも研修生にも感染者は出ていません。できる限りの対策を取っていますが、安心はできません。
急速に拡大しているコロナウィルス、今回のオミクロン株はこれまでのものと比べて重症になるのは少ないようなので、社会活動は制限しつつ続けられるでしょう。

そこで新しく出てきた課題が、業務の継続です。
職員は感染していないのですが、子どもさんの学校や保育園で集団発生があり念のために職員が自宅待機をする場合、家族に感染者が出て濃厚接触者になった場合などが想定されます。
在宅勤務できる業務もあるのですが、研修現場での対応は出勤が必要です。科目担当は、主担当と副担当を決めてあります。そのような職員が出ても人数が少なければ、周りの職員が代わりを務めることができます。自宅勤務者が多くなると、別途対応が必要です。
この問題は、自治体現場でも同様でしょう。

市町村長セミナー

1月13日14日と、市町村アカデミーでは、市町村長特別セミナーを開催しました。今年度は春と夏が中止になり、初めて開催できました。
講師は、難波喬司・静岡県副知事「熱海市の豪雨災害から学ぶ」、黒田武一郎・総務次官「地方行財政の課題」、渋澤健・シブサワ・アンド・カンパニー代表「渋沢栄一の「論語と算盤」より日本の未来を拓く」、原晋・青山学院大学陸上部長「よりよい組織づくりが、よりよい人材をつくる」の4人です。なかなか豪華な顔ぶれです。

全国から約100人の市町村長と幹部が、集まってくださいました。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、直前に取り消された方もおられます。また、ふだんは行っている夕方からの意見交換会も取りやめました。

市町村議員セミナー

市町村アカデミーでは、早速1月6日から研修が始まりました。
市町村議員特別セミナーです。今年度の第3回目になります(ただし第1回は中止)。
一泊二日で、自治体の課題、社会の課題、議会の課題を学びます(概要)。勉強をしようとする議員が、全国から集まってこられます。今日は、約100人の方が参加してくださいました。

全国から議員さんが集まるので、意見交換会も重要な要素なのですが、今回はコロナ対策で中止にしました。

仕事始め

今日は1月4日。多くの人が、仕事始めだったのではないでしょうか。知人の中には、出社して社内の挨拶はしましたが、新型コロナ対策で外回りは自粛しています、という人もいました。

市町村アカデミーも、今日から業務開始です。といっても、特段の儀式はありません。それぞれに挨拶をして、早速会議などをしています。
職員に「ゆっくりできましたか?」と聞くと、皆さんそのように過ごしたようです。新型コロナウイルスが怖いですからね。千葉に住んでいる職員の中には、成田山にお詣りした人も。結構並んだそうです。

学校の建物は暖房が入っているのですが、コートを着て膝掛けをしながら仕事をしている職員もいました。聞くと、年末から1週間暖房を入れていなかったので、鉄筋コンクリート造りの建物が冷え切っていて、暖房を入れてもしばらく効き目が少ないのだそうです。

私も学長室で、貯まった書類を決裁したり、目を通したり。夜の会合も始まりました。

市町村アカデミー、新しい研修

市町村アカデミーでは、1年間に90ほどの研修を行っています。内容は大きく分けて、市町村行政の基本的知識と技能(法制執務、地方税など)、地域と時代の新しい課題、市町村長・幹部・議員向けなどがあります。
このうち「新しい課題」は、自治体からの要望や学内での検討によって、毎年入れ替えています。

今年は新しく「感染症の危機管理対策」のほか、今月も「事業推進のためのデータ活用」を実施しています。
これらの課題は、まだ進行中のものなので、定番の教科書や研修課程はありません。どのような内容にして誰を講師に呼ぶのか。それぞれ手探り状態です。もっとも、市町村現場からすると、その状態を知りたいでしょう。政府の方向はどうなっているか、最先端の情報は何か、他の市町村はどのように取り組んでいるか、他の市町村も何に悩んでいるかなどです。
事態の推移、研修生たちの要望、今回の研修結果の評価、担当省庁の考えなどを踏まえて、改善していきます。デジタル化は、今後も力を入れる必要があります。

来年度も、いくつも新しい研修に取り組みます。「研修一覧
私の経験を踏まえて、「政策の最先端」(地域社会課題群とその取り組みの最新情報)「管理職の必須知識講座」(近年、管理職に必要となった知識の一覧)を教授陣に提案し、新設してもらいました。詳しい内容は検討中です。乞うご期待。