カテゴリー別アーカイブ: 市町村アカデミー

市町村アカデミー、研修開始

今日4月20日から、市町村アカデミーでの新年度の研修が始まりました。監査委員特別セミナーです。100人を超える方が参加してくださいました。
この時期は市町村役場も新年度が始まり、職員異動もある時期なので、4月早々に職員を研修に派遣することは難しいです。
この監査委員向けの研修は、議会から選ばれたり民間有識者から選ばれた監査委員を対象とします。新たに就任された人も多く、必要な知識や最先端の課題を勉強する機会が重要なのです。とはいえ、各自治体で研修を行うことは効率的ではありません。ここに、市町村アカデミーの役割があります。
総務省の担当幹部、大学教授、弁護士、公認会計士が講師で、これ以上は考えられない方々と内容です。
私も冒頭挨拶で、期待を込めて話をしました。かつてに比べ、自治体の仕事は広く高度になりました。そして説明責任やガバナンスも重要になりました。そこに監査委員への期待と役割が大きくなっています。

市町村アカデミーでは、5月から本格的に研修が始まります。現在募集中の6月開講研修一覧が、ホームページ表紙に載っています。その多さをご覧ください。

市町村アカデミーのコロナ対応

先日書いたように、コロナ感染拡大に対応するため、市町村アカデミーでの研修を一部中止しました。この状況がしばらく続くことを想定して、職員が次なる対応を考えてくれました。

集合宿泊研修は、感染検査業務が対応できるようになるまで、難しいです。そこで、講師の先生たちと協議して、オンラインでの研修に切り替えることにしました。
ただし、全国から集まった研修生の交流や班別討議などが、十分に実施できません。それは仕方ないと割り切って、次善の策としてこのようにします。

「地域保健と住民の健康増進」は、受講対象者がまさにコロナ対策に従事しておられるので、これは中止します。

コロナ検査業務の逼迫

思わぬ要因で、市町村アカデミーでの研修を中止しました。
先週、研修生の一人が発熱し、直ちに個室に隔離して、新型コロナにかかっているか検査をすることにしました。ところが、発熱外来の病院に予約を入れましたが、次々と断られました。それぞれ、予約でいっぱいなのです。25か所目に見つかったのですが、今度はそこに行くタクシー会社が見当たりません。こちらも予約で満員とのこと。職員が学校の車で連れて行きました。
検査結果は・・・。それが、2日後の朝に判明しました。それほど混んでいるということです。
結果は感染しておらず、本人も回復したので授業に復帰しました。

これまで当校ではコロナ感染に備えて、いろいろと準備をしてきました。研修生に感染者が出た場合、職員に感染者が出た場合、職員の家族に感染者が出たり保育園が休園になって職員が出勤できなくなった場合などです。
ところが、感染したかどうかの検査にこれだけもの職員の労力と時間がかかることは、想定していませんでした。今後、疑いある研修生が出ると同じことが予想されます。市内の病院に負担をかけることになり、職員の対応も大変です。そこで、しばらくの間、研修を中止することにしました。

病院に行かずとも、感染したかどうかを判定できる試薬を配ってもらえれば、このような事態は防げます。早く試薬が行き渡ること、検査業務に余裕が戻ることを期待します。

市町村アカデミーの業務継続

市町村アカデミーでは、今日から3つの科目が始まりました。職員研修の企画と実践市町村税徴収実務監査事務の3つです。9日間と11日間の研修で、合計100人を超える研修生を受け入れます。

心配なのが、新型コロナウイルス感染症です。研修申込者の中にも、直前に取りやめる人も出ています。今のところ職員にも研修生にも感染者は出ていません。できる限りの対策を取っていますが、安心はできません。
急速に拡大しているコロナウィルス、今回のオミクロン株はこれまでのものと比べて重症になるのは少ないようなので、社会活動は制限しつつ続けられるでしょう。

そこで新しく出てきた課題が、業務の継続です。
職員は感染していないのですが、子どもさんの学校や保育園で集団発生があり念のために職員が自宅待機をする場合、家族に感染者が出て濃厚接触者になった場合などが想定されます。
在宅勤務できる業務もあるのですが、研修現場での対応は出勤が必要です。科目担当は、主担当と副担当を決めてあります。そのような職員が出ても人数が少なければ、周りの職員が代わりを務めることができます。自宅勤務者が多くなると、別途対応が必要です。
この問題は、自治体現場でも同様でしょう。

市町村長セミナー

1月13日14日と、市町村アカデミーでは、市町村長特別セミナーを開催しました。今年度は春と夏が中止になり、初めて開催できました。
講師は、難波喬司・静岡県副知事「熱海市の豪雨災害から学ぶ」、黒田武一郎・総務次官「地方行財政の課題」、渋澤健・シブサワ・アンド・カンパニー代表「渋沢栄一の「論語と算盤」より日本の未来を拓く」、原晋・青山学院大学陸上部長「よりよい組織づくりが、よりよい人材をつくる」の4人です。なかなか豪華な顔ぶれです。

全国から約100人の市町村長と幹部が、集まってくださいました。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、直前に取り消された方もおられます。また、ふだんは行っている夕方からの意見交換会も取りやめました。