カテゴリー別アーカイブ: 体験談

生き様-体験談

ほっと一息、体が軽くなる

体が軽くなるとは、このことを言うのでしょうね。
連載原稿の年内締め切り分を提出しました。なんと、1月23日掲載分です。次の締め切りは年明けなので、しばらく大丈夫です。と言っても、すぐに来るのですが。
講演会なども、年内の分は15日の仙台で終了。次々と、年内の仕事が片付いています。

とはいえ、年賀状書きがあり、口述の文字起こしへの加筆や資料の片付けが溜まっています。つかの間の「減量気分」ですかね。少しはゆっくりと本を読みたいものです。
一息ついて、新しい手帳に来年の予定を書き込みました。見ると、次の講演の準備をしなければならないことに気がつきます。

肝冷斎は、野球は終わったようですが、この寒い時期に休日に遠征しています。気力と体力が余っているようです。肝冷斎日誌には、ブツブツと愚痴を書いていますが、悩みはないようです。

忙しかった11月

11月は忙しかったです。
手帳を見ると、合計14回、講演や取材をこなしました。11月のカレンダーを見ると、数日を除いて毎日のように出番が書き込まれています。
これには、時間を取られます。都内でも半日、地方だと一日仕事です。
話す内容と資料の準備は、1月前にしておきます。主催者に事前に資料を送っておく必要がありますから。話す内容の再確認は、前日に行います。

しわ寄せは、原稿の執筆に来ます。仕方なく、早起きしたり夕食後に頑張ったり。今月も締め切りを守ることができましたが、自転車操業は精神的にもよくありません。もっと時間をかけて、内容を考えたいのです。

忙しいことは、それだけ充実しているということですが、それで満足してはいけないのでしょう。
従業員なら「勤務時間を目一杯仕事しました」で満足できます。しかし、一人親方や自分の人生となると「時間内に頑張りました」ではだめで、「これだけの成果を出しました」が問われます。

ほかに加筆しなければならない原稿がたくさん残り、読まなければならない資料が溜まっています。夕食後は風呂に入り、本を読もうとするのですが、すぐに寝てしまいます。読みたい本も溜まります。
12月の講演は、それほど多くありません。でも、年末恒例の年賀状書きの修行が待っています。

桜の落ち葉

公園や道路沿いの桜並木で、赤くなった落ち葉がたくさん散っています。きれいですね。木々の紅葉はそれぞれに素敵ですが、私は落ち葉では桜が特に好きなようです。もう一つは柿です。なにかしら、心に染みるものがあるのです。

銀杏の落ち葉は黄色一色でそれなりにきれいですが、桜と柿の落ち葉は赤を基調としつつさまざまな色合いが含まれています。それが、よりきれいに見えるようです。でも、桜と柿以外にも赤い落ち葉は、たくさんあります。

もう一つは、子どもの頃に、桜と柿が身近にあったからでしょう。桜の木が家の前に3本あり、毎日落ちるたくさんの落ち葉をほうきで掃除をさせられました。柿は、おいしかったおやつの記憶でしょう。昭和30年代の明日香村には(日本中でしょうが)、今のようなチョコレートやクッキーといったお菓子はふんだんにはありませんでした。

プルーストなら、紅茶に浸したマドレーヌの香りで、子どもの時の記憶がよみがえります(『失われた時を求めて』)。

今週も乗り切りました

今週も、何とか乗り切ることができました。講演などの出番は、4日祝日を含めて2回だったのですが。原稿や来週の講演の準備が大変でした。

連載「公共を創る」の原稿を書き上げ、右筆に加筆してもらい、締め切りを守りました。コメントライナーも右筆に手を入れてもらって、締め切り前に原稿を提出できました。
来週は、人前で話すことが4回あります。そのうち1回は、これまでの資料を使い回しできるのですが、他は初めての内容ばかりです。それぞれだいぶ前に依頼を受けて、話す骨子は粗々考えていたのですが、先週までも忙しくて。

もちろん、原稿や講演の準備だけでなく、他の業務もあります。それらに結構時間を取られました。朝の通勤電車中で、原稿の加筆をしたり、ゲラの確認をしたり、講演の骨子を考えたりと。頑張った甲斐があって、すべて準備できました。安心して土日を過ごすことができます。

といっても、次の締め切りが来ます。ホームページに載せる記事も、たくさん未完成のままで貯まっています。困ったものです。そのうちに、旬が過ぎ、忘れてしまいます・・・。

一つずつ、物事は片付く

恒例の「ぼやき」です。深刻ではないので、笑いながら読んでください。
8日間も日本を留守にした報いもあり、仕事に追われています。市町村職員中央研修所の仕事は職員たちが計画的に進めてくれるので、私は相談に乗ることと了解することです。
忙しいのは、「副業」の方です。原稿と講義の準備に、追われているのです。なぜか、かつてより、それに取られる時間が増え、追いかけられている気がします。原因は何かと考えました。

1つ。月に3回の連載は、しんどい。
紙面では、1行(22字)×20行×3段+1行(22字)×28行×3段×3ページ≒6800字。400字詰め原稿用紙に換算すると、6800÷400字=17枚。毎週、よく書き続けているものです。随筆なら、もう少しお気楽に書けるのでしょうが。

2つ。同時に、分野の違うことをいくつも処理していることです。
連載では日本の行政を考えています。最近の講義では、外国の方に東日本大震災の経験や日本の行政を話します。国内では、公務員育成、管理職の役割、行政の変化、災害復興など。もう一つ、若手研究者に私の経験を話す会に呼ばれているのですが、これが意外とやっかいです。すっかり忘れているのです。
人間の頭は、同時に二つのことを考えることができません。これら雑多なことを同時並行で処理しようとすると、頭が機能を停止します。

3つ。いくつも仕掛品を抱えていると、精神衛生上、よくありません。
いくつも未完成があるので、「あれはどうしよう」「これで間に合うかな」と心配が募ります。つくづく、自分が小心者だと思います。
副業(執筆や講演)は、部下職員がいない「一人親方」「個人営業」です。組織として取り組んでいたら、部下と一緒に仕事をして、その進捗管理をしておれば良いのですが。骨子を考え、関係資料を集め、形にする。労力がかかります。で、うまく電子データにできないときは、職員に手伝ってもらっています。

いつも同じことを言っています。ところが、「完璧ではないけど、締め切りが来たから80点でも提出しよう」と提出すると、気が楽になります。後で見直して、加筆することもありますが。
これまで、締め切りに間に合わなかったことがないのです。もちろん、不完全な文章に手を入れてくれる「右筆」や編集長・校閲さんのおかげでもあります。
すると、この「ぼやき」の話は、いつも「一つずつ片付ければ進む」「完璧でなくても進む」という結論になります。「明るい公務員講座」に書いたことですね。