「体験談」カテゴリーアーカイブ

生き様-体験談

叙勲

今朝29日の新聞で報道されましたが、このたびの叙勲で、瑞宝重光章をいただくことになりました。ありがたいことです。
たくさんの方々から、お祝いの言葉をいただきました。ありがとうございます。

私一人で、ここまで来られたわけではありません。仕事で世話になった人たちや、家族の支えがあってこそです。改めて感謝します。
ただし、私が最後に携わった東日本大震災からの復興は、津波被害についてはほぼ完了しましたが、福島の原発被害からの復興はまだ道半ばです。道筋をつけたつもりですが、まだまだ先が長い戦いです。後輩たちが仕事を引き継いで、国としての責任を果たしてくれると信じています。
福島中央テレビニュース

復興庁時代、記念の絵2

復興庁時代、記念の絵1」の続きです。これも同じ職員が描いてくれました。
この絵と、復興庁の標章を比べてください(これは商標登録をしてあります)。
復興庁の標章は、三陸沖の太平洋から朝日が昇る図です。左の縦線が三陸海岸、下の横線が水平線です。当時の広報班が作ってくれました。

「私はこんな顔じゃない」と言いたかったのですが、みんな苦労して頑張っていてくれるので、大概のことは笑いながら受け入れました。この絵についても、笑って許しました。

復興庁時代、記念の絵1

先日、資料を整理していて(発掘された書類)、「あったー」と叫んでしまいました。探してた絵が、いくつか出てきたのです。復興庁時代に、職員が描いてくれた絵です。被災者生活支援本部事務局時代の絵は、「被災者生活支援本部、勤務姿の記念」に残してありました。その他にも、面白い絵があったのです。(写真もあります、「被災者生活支援本部事務局の様子」「復興対策本部事務局の様子」)

まずは、執務室の扉に貼ってあった絵です。職員が入りやすいように、いつも扉を開け放していたのですが、話題によっては扉を閉めることもありました。その際に、入りたい職員に向けての「標識」を扉に貼ってくれたのです。最初のは、今はだめだから後にしてくださいという標識です。次は、どんどん入ってきてくださいという標識です。「閉めてあっても、急ぎなら入ってきて良いよ」という標識でした。それぞれ右下に「肝」の印があります。

 

嫌な自分?

変な表題です。
初めて、自分の声をテープレコーダーで聞いたときのことを、覚えていますか。変な声だったでしょう。「え~、私って、こんな声で話しているの。違うわ」とです。

これは、音声についてですが、内容でも同じことが起こります。発言を文字に起こして、読んでみるときです。講演会や聞き語り(オーラルヒストリー)を文字起こししてもらい、それを加筆することがあります。これは、もっと落ち込んでしまいます。「こんなええかげんなことを話していたんだ」とです。

内容が間違っているかどうか以前に、主語と述語が一致しない、長々と続いてどこで切れるのかわからない文章など。他人に通じない話になっていることもあります。「これじゃ、聞いている人もわからないだろうな」と反省します。重要な箇所は繰り返し話すようにしているので、少しは理解を助けていると思うのですが。

文字起こしを、読んでもらえるように加筆するのですが、それが一苦労です。「これなら、最初から文字で書けば良かった」と思うこともあります。

国民の義務

国民の義務を果たしました。所得税の確定申告です。給料のほかに講演料や原稿料があるので、若いときから確定申告が必要でした。
インターネットの画面で入力できるようになって、便利になりました。かつては、一件ずつ、支払者の住所と名前、支払金額、源泉徴収額、必要経費(交通費も入っている場合があるので)を、用紙に書きだす必要がありました。今は、画面に入力します。

その前に、溜まった支払い調書を、整理する必要があります。出版社や主催者から調書が届くたびに、半封筒に入れておきます。それを引っ張り出して整理しましす。これに時間がかかります。

基礎数値を入力すると、画面上ですべて計算してくれます。よって、卓上計算機が不要になりました。他方で、かつては税率表を見て「これだけの税率が適用されるのだ」と理解していたのですが、適用される税率も知らないうちに税額が出てきます。税負担の「感覚」「手作り感」が薄くなったような気がします。もっとも、追加で納める税金の重さは実感します。