カテゴリーアーカイブ:著作と講演

富山テレビ出演

2024年2月4日   岡本全勝

富山テレビのニュース番組「BBT報道シンそう富山」の2月4日の放送「能登半島地震から1か月あまり」に少し出演しました。ビデオでは19分過ぎから40秒ほどです。
奥田一宏・解説者から依頼を受け、事前にオンラインで録画しました。もっと丁寧に説明したのですが、放送はほんの少しでした。

東京の報道では、石川県の市町村が主に取り上げられていますが、能登半島の東側付け根にある富山県氷見市も大きな被害を受けました。
これから復旧・復興が始まるので、注意点をお話ししました。氷見市も高齢化と人口減少が進んでいます。そのような地域で、どのように復興するのか。私は現地を見ていないのですが、東日本大震災での経験を元に説明しました。

東日本大震災の津波被災地で、たくさんの町や集落の復興を支援しました。その経験が残っています。能登半島地震の被災市町村や住民も、ぜひ東北の現地を視察してもらって、事業の進め方と完成後の姿を参考にしてもらいたいです。

地方の放送局が、このようなニュース番組を作るのは、よいことですね。

連載「公共を創る」第176回

2024年2月1日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第176回「政府の役割の再定義ー長時間労働を減らす三つの方法」が、発行されました。

前回から、職場側に必要な変化を議論しています。その第一は、労働時間の短縮です。意識の改革に続き、実際に残業を減らす方法を考えます。
そこには、仕事のやり方の改革、仕事量を減らす、職員を増やす、という3つの方法があります。とはいえ、役所の仕事の多くは法令で決められていて、仕事量は簡単には減らすことができません。

職員を増やすことは、なかなか国民の同意を得ることができないでしょう。
しかし、行政改革を進め、職員を減らし、民間委託や一部は非正規職員に代えてきたことが、行政能力の低下を招いています。

講義の収録

2024年1月30日   岡本全勝

昨日29日に、市町村アカデミーで、講義の録画をしました。
市町村アカデミーでは、コロナ禍で集合・対面研修が難しくなり、オンライン研修も取り入れました。また市町村からは、「千葉まで行くのが時間がかかり、オンライン研修を増やせないか」との要望もあります。
本校の特徴は、
・最高の講師による最新の講義、だけでなく
・課題演習や討議による参加型学習
・全国の市町村職員との人脈づくり
なので、集まってもらうことが本筋です。
とはいえ、遠くから集まることの困難さ、多くの人に学んでもらうことを考慮して、試行としていくつかの講義を録画して、市町村から見ることができるようにします。その第1陣の一つに、選ばれたのです。悪い部下たちです、学長を働かすとは。

私は、画面の向こうにいる人たちに向けて話すのは嫌いです。内閣人事局の幹部候補研修など経験はあるのですが。聴衆の反応を見て、話したいのです。笑いを取って、集中してもらうとかも。質疑応答も重要だと考えています。それができないと、どうも乗りが悪いのです。

職員にサクラとして座ってもらい、その人たちに語りかける形を取りました。ただし担当者からは、「職員を見ずに、カメラに向かって話してください」との注文がつきました。講義の途中で職員を指名して、質疑をしたかったのですが・・・。
市町村から見ることができるように、準備中です。

連載「公共を創る」第175回

2024年1月25日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第175回「政府の役割の再定義ー官僚の職場を巡る課題─その解決に向けて」が、発行されました。成熟社会の官僚に必要とされる能力として、構想力を説明しています。

官僚には所管している政策の知識だけでなく、広い分野について日本の、そして世界の動向も踏まえることが求められます。特に幹部官僚は、特定の業界の発展やサービスの提供といった「部分最適」を超え、例えば省の所管政策を全体として考える「所管の全体最適」を考えなければなりませんが、それをも超え、所管政策もまたその一部である日本と世界のことを考える「大きな全体最適」の思考が必要となります。がむしゃらに所管政策を広げて「所管の全体最適」を確保したとしても、数十年の単位で見れば「大きな全体最適」になっていなかったこともありえます。
ただしこの問題の基本には、日本社会がどのような方向に進んで行くのか、将来の構想が必要です。各省と各局は、それに従って目標を考えるからです。将来の日本社会をどのようなものにするか。その構想は本来、首相をはじめとする政治家の役割です。

もう一つ、これからの官僚には、自らの人生を企画するという能力、あるいは意思が必要になることも挙げておきます。

官僚に求められるものの変化の次に、職場側の変化を議論します。若者に敬遠される職場をどのように改善するかです。その第一は、労働時間の短縮です。