カテゴリーアーカイブ:生き様

年末恒例、年賀状との闘い

2010年12月25日   岡本全勝

23日に続き、今日も引きこもって、年賀状を書いています。今年も、裏面の印刷は早くしたのですが、平日の夜は懇親会が続き、休日は大学での講義とその準備で、なかなか着手できませんでした。
未だに宛名を、手書きにしています。お一人お一人の顔が浮かび、「かつてお世話になったなあ」と、思い出しながらです。だから、なかなか進みません。今の私があるのは、この人たちのおかげです。感謝。
「千里の道も一歩から、始まることを信じよう・・」と、水前寺清子さんの「365歩のマーチ」を口ずさみ、自らを励まして、書いています。

今日のささやかな善行

2010年12月18日   岡本全勝

今朝、大学に向かう途中での出来事です。地下鉄新宿駅で、若い女性が、とても大きな旅行鞄を持って、階段を登ろうとしていました。エスカレータがないので、一苦労です。「お手伝いしましょうか」と話しかけたら、「はい」とのこと。そして自分は、すたすたと登っていきます。「???」
鞄はとても重く、ようやく階段上まで運んだら、彼女は「JPに乗るんです」、と少したどたどしい日本語で話し、先に改札を出ていきます。「しゃあないなあ」と思いつつ、「韓国から来たのですか」と聞くと、「台湾です。3年いました。これから、台湾に帰ります」とのこと。鞄にはコロコロが着いているので、押しながらJRの改札の中へ。私は違うホームなのですが、ここで逃げるわけにも行かず、今度は山手線への階段を鞄を持って登りました。
「台湾では、みんなが手伝ってくれますか?」と聞いたら、「ハイ、親切です」とのこと。彼女は、「日本人は冷たいですね」とは、言いませんでしたが。
この記事を書きながら、「日本ではこれは善行だけど、ヨーロッパや台湾では善行に入らない。当たり前のことだろうなあ」と反省しました。

資料はすぐ溜まる

2010年12月11日   岡本全勝

今日は、書斎の机にたまった資料の、整理をしました。きっかけは、原稿が1本完成したことです。
北海道大学公共政策大学院の宮脇淳先生から、年報への寄稿を頼まれていたのですが、ようやく完成し、送ることができました。1990年代以降の行政改革を整理し、範囲と目的が広がってきたことを論じました。乞うご期待。
その基になった表は、「行政改革の分類のページ」に載せてあります。論文にするに当たって、それぞれの事項を再確認したら、いくつか間違いを見つけ、訂正しました。
原稿が完成したので、使った資料や使わなかった資料を、例によって半切りの封筒に整理(2007年4月30日の記事)。さらに、日大大学院と慶応大学法学部授業に使っている資料なども整理しました。次々と資料を集めるので、たくさんの封筒に溜まっていきます。さらに、切り取った(ちぎった)新聞記事、送ってもらった資料や頂いた本など。資料と本の洪水で、机がだんだん狭くなります。どこかで、思い切って捨てる必要があるのですが。ひとまず、封筒に入れたり、床の上に引っ越してもらって、机に空きスペースを作りました。根本的な解決には、なっていません。

内弁慶な日本男児?

2010年12月10日   岡本全勝

今晩、駅からの帰り道での出来事です。高円寺駅から南に続く商店街を歩いていたら、若い男女二人連れから、声をかけられました。「高円寺駅に行くのは、どちらですか?」と。私は、「まっすぐこの道を行くと、600メートルでJR高円寺駅。後ろに戻ると、400メートルで地下鉄の新高円寺駅ですわ」と答えました。「ありがとうございます」と答えて、彼らは進んでいきました。
ここまでは、背景説明です。別れてから、「こんな光景って、かつてあったよなあ」と、頭に浮かびました。いわゆるデジャ・ビュです。男女二人連れ、そのうちの女性が道を尋ねて、男性が後ろで所在なさそうに、しかし見張っているという光景です。
しばらく歩いて、思い出しました。あれは15年ほど前、欧州出張の時です。イギリスからパリのシャルルドゴール空港への到着便が遅れて、ドイツへの乗り継ぎが、うまくいかなかったのです。私の団は3人。私が一番若いので、空港内を走り回って尋ね、ここで待てばよいというところまで、たどり着きました。その時です。私たちの前で、日本人の熟年夫婦と思われる二人連れが、私たちと同様に、乗り継ぎ便を探しておられました。
旦那さんと思われる人曰く、「お前聞いてこい」。奥さんと思われる人が、私のところに来られて、事情を話され、「どうしたらいいのでしょう?」と質問されました。私は、知っている限りのことを、お伝えしました。あのときと同じです。
そのとき思いました。「日本の男性って、なんて情けないのだろう」と。それを、思い出したのです。日本男児すべてに適用できる、一般論ではないと思いますが。

肌触り

2010年12月6日   岡本全勝

朝日新聞12月6日夕刊の「月曜ワーク」は、日産自動車の伴アカネさんでした。「6年間で車の部品なでた回数、12,000回」という見出しです。部品に触った時の触感から、自動車部品の品質を支えるお仕事だそうです。
「触感」って、私たちの暮らしにとても重要な要素なのに、良くわからない、説明しにくいものですよね。私は、昔から関心を持っていました。
木のぬくもり、金属の冷たさ、ガラスのはかなさ、ということまでは、文字にでき説明できますが、実際はもっと微妙なものです。織物や毛皮の肌触り、人肌の感触は、なかなか表現できません。写真にとっても、伝えられません。紙も、柔らかなティッシュペーパー(それにも商品によって差があります)、ポスターなどのてかてかした紙、和紙、便せん用のいろんな肌触り、インクの吸い方の違う紙があります。
色や硬さは、表現しやすいのですが。肌触りは、文字通り、触ってみないと、わからないのでしょうか。匂いやうまみも、表現しにくいです。
記事では、硬いプラスチックを加工して、しっとりとした柔らかさを感じる「さわり心地」にできると、紹介されています。シボをつけるのだそうです。細かいしわしわ、デコボコといったらよいのでしょうか。