カテゴリーアーカイブ:旅行記

あこがれのフランス

2018年9月4日   岡本全勝

フランス旅行には、いつものように、固い本と軟らかい本を持って行きました。柔らかい方は、鹿島茂著『クロワッサンとベレー帽 ふらんすモノ語り』(2007年、中公文庫)を、積ん読の山から見つけて。

フランスで(フランスに滞在中は余裕はないので、正確には飛行機中で)、フランスに関係するエッセイを読むのは、ぜいたくなことですね。日本で読むより、「なるほど」と思うことが多いです。この本の原本は、1999年。さらに、収録されている個別のエッセイは、その前に書かれたものですから、結構時間が経っています。
いつもながら、先生の著作は、切れ味良く読みやすいです。

その中で、フランスとフランス語、フランス語学科が、かつてのようなあこがれでなくなったことを、嘆いておられます。
そうですね。私の時代は「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し・・・」(萩原朔太郎)の時代ではありませんが。かつては、海外旅行は簡単でなく、そしてフランスはその中でもあこがれでした。「おふらんす」と、漫画おそ松くんの中で、フランス帰りのおじさんイヤミは表現していました。
デパートでも、イギリス展、フランス展が毎年開かれていました。いつの頃からか、このようなフェアがなくなりました。売り場を覗いても、欲しいなあと強くひかれるモノもなくなりました。

フランスやイギリスに行っても、これは買いたいと思う品も、お土産に買って帰りたいという品も、なくなりました。もちろん、とんでもないお金を出せば買える「すばらしいモノ」はあるのですが。これは、私には手が出ないので。
日本が豊かになり、「舶来品」「舶来上等」が消えました。舶来といっても、若い人には通じませんかね。また、海外旅行が珍しくなくなり、彼我の差が縮まりました。おいしフランス料理もワインも、日本で食べることができます。
しかし、行ってみると、見るところは多いですね。

2018年8月フランス旅行

2018年8月28日   岡本全勝

8月21日 成田発、パリ経由ニース。ニース泊
22日 モナコ、エズ、ニース観光、シャガール美術館。アルルへ移動、泊
23日 アルル旧市街、ゴッホの跳ね橋、ポン・デュ・ガール見物。アビニョンからTGVでパリへ。ベルサイユ泊
24日 ベルサイユ宮殿観光、バスで移動後、シュノンソー城見学。トゥール泊
25日 モンサンミッシェルへ移動、修道院見学。モンサンミッシェル泊
26日 パリへ移動、市内・ルーブル美術館見学。パリ泊
27日 パリ発。28日朝成田着

ホームページ再開、休暇報告

2018年8月28日   岡本全勝

休暇を終えました。休載中も、たくさんの方がホームページを見てくださったようで、申し訳ありません。

キョーコさんのお供をして、フランスに行ってきました。旅行会社のツアーに参加しました。ホテルで6泊、機中1泊、8日間です。キョーコさんのママ友が、「よかったわよ」とおっしゃる名所旧跡を巡る旅です。ママ友たちは、世界中を旅行しておられるようです。
去年も書きましたが、結婚以来、海外旅行はもちろん、国内旅行もほとんどしませんでした。去年夏のアメリカ東海岸に続く、罪滅ぼしの第二弾です。
アメリカは、息子と婿が現地にいたので、様子を見に行く旅でした。2人の「現地駐在員」を頼りに、手作りの旅ができました。今回は、25人の団体ですので、自由はききません。その代わり、とても効率よくいろんなところを見て回ることができました。さすが、よく考えて作ってある行程です。少々詰め込みすぎですが。

パソコンを持って行ったので、ホテルやバスの中でも、インターネットに接続できました。ところによって、なかなかつながらないことがあったことを除けば、便利なものです。ホームページの加筆もできたのですが、休暇中に「仕事」をするのも興ざめなので、やめておきました。
もっとも、電子メールと携帯電話は、旅先まで追いかけてきました。メールの際に「おはようございます。こんばんわ」と挨拶を書いてくれた人がいます。日本との時差が7時間です。気が利いた台詞ですね(笑い)。
携帯電話は、朝の4時に鳴ったことがありました。「すみません、いまフランスなんですわ。・・・」と話したら、相手はびっくりしておられました。日本では、朝の11時ですからね。
旅行日程

アメリカ旅行6

2017年9月5日   岡本全勝

いくつか、今回の旅行での困った点を書きました。それでも、海外旅行は面白いですよね。知らないところを見ることは、楽しいです。
そして、比較することで、日本を知ることができます。かつ、私を含めて多くの日本人が、海外旅行をすると、日本が良いと再認識して帰ってきます。
安全で清潔で豊か。これは、日本が世界最高水準でしょう。食べ物もおいしいし。

ところで、ティップの慣習はなくならないのでしょうか。この制度は厄介ですよね。お店で、サービス料込みなのか、ティップを払うものなのかを迷います。また、レストランでの支払いも、まず請求書を見て納得し、クレジットカードを渡します。そして、もう一度来た請求書に、ティップを上乗せした金額を記入します。2度手間なのです。そしてご丁寧に、ティップの推薦額が(15%ならこれだけ、18%なら、20%ならと)書かれているのです。それなら最初から15%を加算しておけば良いものを。何かと合理的なアメリカで、続いていることが不思議です。

司馬遼太郎さんに『アメリカ素描』(文庫版、1989年、新潮文庫)、『ニューヨーク散歩(街道をゆく39)』(文庫版、1997年、朝日文庫)があることを思いだし、読み返しました。
彼の地の社会の分析もありますが、多くは日系人や日本研究者との交遊録でした。司馬さんが自らおっしゃっているように、「日本と中国の専門家」である氏が、短期間の旅行でアメリカをとらえることは難しく、避けておられるように思えました。

アメリカ旅行5・困ったこと3

2017年9月2日   岡本全勝

アメリカ旅行で困ったことの3です。食事です。通の方は、笑わないでください。

おいしい物もあります。アメリカに行ったら、ステーキを食べようと考えていました。ニューヨークでかつて食べたステーキは、大きくておいしかったです。
日本は大きいというと、平たい肉の面積が広くなります。向こうは、分厚いのです。砲台型というのか、こんもりとしています。しかし脂身が少ないので、たくさん食べることができます。
これは、よかったです。キョーコさんも息子たちも満足。しかも、1万円しません (このメニューのSTEAKS&CHOPSの欄。New York Sirloin 51ドル。Filet Mignon 10oz 45ドル、14oz49ドル。1オンス28グラムですから、10オンスだと280グラムです)。
問題は、付け合わせの野菜を頼むと、アスパラガスにしろほうれん草にしろ、ポテトにしろ、食べきれない量が出てきます。フライドポテトは、最初から注文しませんでした。「洗面器に山盛り」と言いますが、最近は洗面器を見ないので、この比喩は通りませんね。
ボストンのロブスターも、クラムチャウダーも、おいしかったです。

以下、日本人のおじさんのぼやきです。
食事の問題その1は、分量が多いことです。私は年を取って食べる量が減りましたが、普通の日本人にとっても、あの量は多いでしょう。そして肉と油とパンでは、太ること間違いなしです。

次に、アメリカ料理についてです。旅行に行くと、その地の食べ物を食べてみたいですよね。ところで、皆さん、「アメリカ料理」とか「アメリカレストラン」って、聞いたことがありますか。すぐに浮かびませんよね。ステーキを別にすると、出てこないのです。
思いつくのは、マクドナルドのハンバーガーです。これは外での軽食で、晩ご飯とは思いません。イタリアンも、アメリカで発達しましたが、その名のとおりイタリアが起源です。
日本料理、中華料理、フレンチ、イタリアンは、イメージできます。しかし、アメリカ料理って、私の頭には出てこないのです。ウィキペディアには載っています。ご覧ください。アメリカの家庭では、何をどのように料理しているのでしょうね。

町には、ダンキン・ドーナッツ(ボストンが発祥の地)とスターバックス・コーヒーの店が、たくさんあります。私も何度か利用しました。サンドイッチ(白い食パンでない、ハンバーガーのようなもの)とドーナッツとコーヒーなどを売っています。そこで食べるか、持ち帰るか。旅行者にとって便利です。写真がついているので間違いなく選べること、あるいは実物そのものを取ってレジに持っていけばよいのです。
マクドナルド・ハンバーガー店は、さほど見かけませんでした。コンビニのような店では、サラダ類や果物も売っています。
もちろん、日本食の店もあります。店員は日本人ではありませんでしたが、味はまずまずでした。豚カツはおいしかったです。別の店で、枝豆、冷や奴、ほうれん草のおひたし、焼き魚が食べれたのはうれしかったです。「なにも、ニューヨークで居酒屋に行かなくても」と言われそうですが。

問題その3は、選択肢が少ない、特に適当な昼飯がないことです。
レストランでは堅苦しい、しかも時間がかかります。もっと、気軽に食べることができる店です。もっとも、これは旅行者の目ですから、住んでみれば、いろいろと良い店があるのでしょう。世界中の人が集まっているのですから、世界中の料理を食べることができるでしょう。私が、通り過ぎているだけです。しかし、「アメリカ料理」と書いた、昼ご飯を食べることができる定食屋って、あるのでしょうか。
ずばり、カレー屋、蕎麦屋、うどん屋、カツ丼や親子丼、ハンバーグやスパゲッティなどの定食屋がありません(笑い)。そして、弁当です。ラーメン店はありました。私やあなたがふだん食べているような、昼ご飯を食べることができません。NHKの人気番組「サラメシ」は、成り立たないのではないでしょうか。
日本の洋食屋さんは、日本人の発明でしょうね。あれは、便利です。しかも、店頭に見本が飾ってあり、メニューには写真がついています。もっと世界に広がればよいのに。

食は、日本にあり。日本で、世界中のおいしい物を食べることができます。
そしてつくづく、私は日本人だと再認識しました。毎日あちらの料理を食べていたら、飽きるし太ります。野菜料理ってないのですかね。お米のご飯と、野菜の煮付けと、焼き魚がよいですねえ。稲作民族と牧畜民族の違いですわ。

アメリカ旅行6に続く