カテゴリーアーカイブ:人生の達人

リスクをとる人と、とらない人。動く人と、動かない人

2015年8月4日   岡本全勝

朝日新聞8月1日のオピニオン欄「消費しない日本人」、藤野英人さん(ひふみ投信・運用責任者)の発言から。
・・・景気回復の兆しは肌で感じられるのに、マクロの統計数字をみると、実際の個人消費は伸び悩んでいることに違和感を覚えていました。
なぜ低迷するのか。各地の経営者や投資家、僕が教えている大学の学生らと対話を重ねるうちに、日本人が「動く人」と「動かない人」に二極化しているからではないか、という見方に達しました。
「動く人」とは、リスクを取ることをよしとする人です。努力は報われると考え、自身が成長するための習い事や勉強にお金を惜しみません。海外に行くことも躊躇せず、未知の人との出会いにも意欲的。希望を最大化しようとする戦略を取ります。
対して「動かない人」は想定される失望を最小化する戦略を人生の指針にしています。リスクを嫌い、学校や家との往復が生活の中心で、住む場所もあまり変えない。日本の将来に悲観的なため、消費を控え、貯金してできるだけ未来の失望を小さくしようとする生き方をしています・・・
私が常々思っていることに、明快な表現を教えてくださいました。そうなんです。動くだけの、あるいは動かなければならないだけの、地位と財産がありながら、動かないのです。というか、リスクをとらなくても、それなりに地位と財産は保障されているから、今さらリスクをとらないのです。これは、企業経営者、企業の社風、官僚の一部にも蔓延しています。そして、先輩たちが成功した後に、その地位を受け継いでいるので、「保全」が先に立つのです。成功体験の負の遺産です。環境(取り巻く社会経済状況)が変わらなければ、それでも優位な地位は保つことができます。江戸時代の日本社会であり、冷戦崩壊までの日本です。しかし、環境が変わったときに、それではおいて行かれます。

今週も働きました。明日も働きます

2015年7月17日   岡本全勝

さて、今日は金曜日。今週も、あっという間に過ぎました。困ったものです。前日に秘書が渡してくれる翌日の日程表は、空欄が目立つのですが。これが「大嘘」です(笑い)。
「よし、今日はこの資料を片付けよう」と思っていると、次々と職員が相談に入ってきます。「ちょっと良いですか」と。さらには、上京した被災地の町長や議員さん、記者さんや他省庁の人が、様子を見に来てくれます。よって、自分の時間は取れず。いつも同じことを書いています。今週も進歩無し。原稿執筆や講演の依頼も来ているのですが・・・。明日は、福島県で視察の案内と、講演です。

ゆう活、定時退庁実績

2015年7月16日   岡本全勝

7月14日に、内閣人事局が、国家公務員の「ゆう活」実績を発表しました。初日である7月1日の実績です。それによると、霞が関公務員約4万人のうち、早朝出勤実施者は2.3万人で、6割が参加しています。そのうち定時退庁した職員は65%です。夜8時までに退庁した職員の割合は88%です。(NHKニュース)。大きな成果が上がっています。しかも、国会開会中です。
私は毎日、定時(17:15)に退庁して、異業種交流へ。かつては19時開始とか18:30開始でしたが、17:45や18時開始にしてもらっています。今日も18時前に開始、20時には退出。20時半には、家でこのホームページを加筆しています。(2015年7月15日)
内閣人事局発表資料は、こちらです。昨晩探したのですが、よう見つけへんかったのです。内閣官房のサイト内検索も、うまくできなくて。こんなところに載っていました。

復興を通じた異業種交流

2015年7月8日   岡本全勝

昨日は、政界の大物たち(復興を支援してくださっている方々)との会合、今日は民間企業で復興を支援してくださる方々の会合でした。名前は書きませんが、皆さんが知っておられる有名人です。いつも書いているように、身内との飲み会より、異業種交流の方が勉強になります。経済の話はもちろん、中国の話や韓国との関係など。なかなか聞けない話もあります。
共通しておっしゃるのは、官民の垣根を越えた協働の重要さ、しかしその難しさ。会社や役所の管理部門を駆け上り、「純粋培養」されたエリート幹部の「できの悪さ」です。いろんな部署や他の組織を経験すること、できれば海外での経験、そして苦労してくることがこれからの幹部に必要だということ。競争のない組織、競争に打って出ない組織が腐敗し、ダメになっていくことです。お詫びの記者会見をした経験談で、盛り上がることもあります(苦笑)。
こんな方々と親しくできるのも、復興というご縁です。皆さん、「全勝さんも、長くなったねえ」「次官を辞めても、死ぬまで復興に関わるのでしょ」と言ってくださいます。貴重な会なので、復興庁の職員たち特に若手を、連れて行くことにしています。霞が関がいかに狭い社会か、そして社会の中で一部分でしかないかを、知ってもらうためです。井の中の蛙を、野原に引き出すのです。

早朝出勤、混雑緩和が理由

2015年7月7日   岡本全勝

先日(7月1日)、霞が関の9時半始まりについて、「混雑緩和が理由だと聞いたことがあります」と書きました。これを読んだ他省庁の職員から、反応がありました。
・・・霞が関の時差出勤は、昭和40年の「時差通勤通学対策」に 由来するものと思われます・・として、次のページを教えてもらいました。「時差通勤通学対策について」(昭和40年10月14日、交通対策本部決定)。その別紙です。
やはり、そうだったんですね。でも、この資料を見ると、千代田区の混雑時間帯は、8時半から9時です。ということは、8時半までに出勤すれば良いので、今回の早朝出勤はよいことですね。昭和40年って、東京オリンピックの翌年です。私は小学生でした。東京でも、現在の地下鉄のほとんどは、できていない時代の話です。