20日の日経新聞夕刊「生活ワーキングウーマン」は、「パート労働法改正へ、正社員並み賃金実現か。働き方は同じ、処遇改善に動く」を解説していました。「かつてパートと言えば主婦が中心だった。ところが最近は若者が入ってきた。雇用の多様化がもたらした影の部分として格差論議が活発化し・・」。そうなんです。だからこの問題が、女性欄で取り上げられるのですよね。
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2006年11月20日 関西大学経済学部(講義):大阪
今日は、林宏昭教授に呼んでもらって、関西大学まで講演に行ってきました。本業が忙しくなって綱渡りでしたが、行くことができました。三位一体改革(第一次)が終わったので、その位置づけと、これからの見通しをお話ししました。日本行政のレントゲン図などを使って、わかりやすく話したつもりですが、学生さんには少し難しかったかな。

新しい仕事21
18日の日経新聞夕刊生活ファミリーで、カナダ政府の父親支援キャンペーン・コーディネーター、パケットさんへのインタビューが紹介されていました。父親の育児参加のために、政府が3か年のキャンペーンをしています。活動は、テレビラジオを通じた啓発、地域でのリーダー育成、支援講座を主催する行政機関や市民団体向けの運営マニュアル作りだそうです。私の言う、お金と法律で達成できない「ソフトな政策」の手法として、参考にさせてもらいます。
新しい仕事20
18日の朝日新聞私の視点で、OECD教育局長が「再チャレンジ、経験はソフトな財産だ」を書いておられました。学校での学習だけでなく、ボランティアやアルバイトなどで、実務的な知識と経験を積み、企業に入っては職業上の能力を身につける。子どもや高齢者の世話をする夫婦は、介護能力を身につける。これら経験で得た技術や能力がこれまで十分評価されなかったが、こういう能力が、新たな人生を切り開く「ソフトな財産」だということです。そして、そのための「はしご架け」が重要だという指摘です。
新しい仕事19
17日の朝日新聞オピニオンは、「労組は誰の見方ですか」で、連合会長がインタビューに答えていました。
「連合は正社員クラブだとか、大手企業の正社員と公務員の護送船団だとか批判されています」との問いかけに、「現状では、もっともだと言わざるをえません。パートの人たちに『組合を一緒にやりましょう』と言っても、まず帰ってくる返事は『今さら何を言ってるんですか。長い間ほったらかしてきたのに』ですから」「企業別組合が圧倒的に主流で、塀の内側の正社員の雇用を守ることを優先し、塀の外は知らないよという意識を引きずっている」