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黒部の秘境探検

今年も、黒四ダムから「秘密のトンネル」を通って、発電所などを見学できる「黒部ルート見学会」が始まりました。世間に知られていない、秘境ルートです。関西電力の協力で、平成8年から実施しています。山口支社長、ありがとうございました。抽選による人数限定ツアーです。ご関心のある方は、どうぞ応募してください。

地域の若者自立支援の仕組み

昨日、再チャレンジ会議を開いたことを書きました。資料がHPに載りました。「地域における若者支援・課題と対応の方向性」が、目玉の一つです。ニートたちの支援で、イギリスのコネクションズを日本にも持ち込もうと考えています。NHKニュースや、東京新聞などでも報道されました。もっとも、課題はたくさんあります。

低い日本の労働生産性

23日の朝日新聞は、「労働生産性、日本なぜ低い。先進7か国中で11年連続最下位」を取り上げていました。労働生産性の意味や、日本の問題をわかりやすく解説しています。日本人は優秀で、日本の経営は世界のトップだといわれていたのですが、このような数字を見せられると、ショックですね。
・・労働生産性は、各国が生み出した付加価値の増額であるGDPを、全就業者数で割って算出する。労働者が一生懸命働いただけでは、上がらない。駅の改札が自動化されると、駅員は少なくてすむように、設備投資や組織運営など経営者の判断が大きく作用する・・・

資本と経営の関係

23日の毎日新聞社説は、「資本の経営監視は強くなる」でした。
・・株式会社を主体とする資本主義においては、これまで長く、資本と経営の分離がいわれてきた。特に日本では、1960年代後半の資本自由化に備えて企業間の株式持ち合いが進んだ。経営者は株主として運命共同体となり、互いに批判せず、経営に対する株主の発言権は実質的に失われていた。
米国では1980年代に、年金基金などの機関投資家の株式保有が進むと同時に、企業の合併・買収の失敗などが相次いだ。機関投資家は、資産の安全を確保するために経営への監視を強めた。現在、日本に参入しつつあるファンドも、このころに誕生している。
日本でも、バブル経済崩壊以降、企業の株式持ち合いが崩れた。経営者は運命共同体ではなくなった。また、多くの企業の倒産で、株主は多大な損失を被った。こうして日本でも、株主による経営監視が重視されるようになった。同時に、財務分析能力や経営能力を備えたファンドが、投資家を束ねる大株主として登場してきた。
・・資本と経営の分離という時代から、資本による経営の監視の時代に移りつつある・・
なるほどと思いました。