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人に頼まれたら

今日の教訓。人にものを頼まれたときの反応、3種類。
1人は、喜んで引き受ける人。2人目は、いやがる人。3人目は、いやなふりをして、もう一度頼まれたら嫌々引き受ける人(本当は引き受けたいのに)。
あなたは、どれですか。また、あなたが頼む側だったら、どのような反応がうれしいですか。(2007年6月26日)

26日の「頼まれたとき」の記事について、何人かのひとから意見がありました。
1 何か、不愉快なことがあったのですか。
→ちょっとね。でも、そんなことでは、HPには書きませんよ。
2 えー、引き受けない人がいるのですか。かつては部下に、「ハイ」か「わかりました」しか、返事は許されなかったじゃないですか。
→そうでしたね。最近は「はい」という返事をもらえる指示しか、部下にしてません。気が弱くなりました(笑い)。厳しくしかれる部下がいるのは、幸せなことです。
若いときに、「先輩と上司にはいくら抵抗してもいい、部下には厳しくするな」といわれたことを、思い出しています。
3 私の職場は人間関係が難しく、ハイと言いたいのですが、一応いやなふりをして相手の出方を見ています。
→その時は、相手もあなたの出方を見ていますよ。「あいつは、あほか」と言われるくらい、何でも引き受けなさい。
4 岡本審議官は、難しいことを頼まれたら、どう答えているのですか。
→はい、相手次第です。気心が知れた方からの依頼なら、難しいことを承知で頼んでおられるのですから、「これとこれが難しいですが、ご承知ですよね。では、できる限りやってみます。だめなら、早めに報告します」。
一見さんなら、「はーい、できる限りやってみますわ。でも、難しいでっせ」と答えます。たぶんそのとき、私の顔には、「無理です」と書いてあるのでしょう。

総理表彰

今日、総理官邸で、再チャレンジ支援総理表彰を行いました。24組の方に、総理から表彰状をお渡ししました。式の状況を写した写真は、でき次第載せます。NHKが報道しているので、それをご覧ください。
この表彰は、今年から始めました。再チャレンジに成功した人でなく、それを支援した人や組織を表彰するものです。24組の方の業績は、パンフレットをご覧ください。それぞれ、頭の下がるご努力をしていただいています。各店に障害者を雇う目標を立て8割まで達成した企業、多重債務者の相談に乗っている市職員、刑務所出所者をたくさん雇っている企業、母子家庭の母をたくさん雇っている病院・・。
パンフレットは、増し刷りしていますので、ご関心のある方は再チャレンジ室までお申し出ください。使っているコウノトリの写真は、選考委員である柳生博さんのアイデアをいただきました。柳生さんは日本野鳥の会会長です。30数年ぶりに自然繁殖したコウノトリを、再チャレンジのシンボルにしてはどうかと、助言してくださいました。
来年も行いますので、「私だってやってます」とか「あの人もすごいですよ」という方がおられれば、応募してください。こうして、再チャレンジ支援の方の実例が世の中に広がれは、再チャレンジが盛り上がり、社会を変えていくことができると思います。
官邸での総理表彰って、結構気を遣います。職員のおかげで、無事すますことができました。ありがとう、みんな。私は、司会を務めました。式の後、受賞者のお一人が、「岡本さんは、こんな時も関西弁ですか」と質問されました。そこで、「私は、きれいな日本語をしゃべってますよ。東京弁は苦手ですが」と申し上げました。(6月26日)
総理表彰式は、官邸のHPに写真が載っていました。

骨太の方針2007の意義2

25日の日経新聞経済教室は、大田弘子経済財政担当大臣による「骨太の方針」の解説でした。(6月25日)
日経新聞経済教室「経済財政改革」は、26日は鶴光太郎さんの「社会保障・歳入一体で。負担論議、正面から」でした。
・・諮問会議が政策決定に関与するこれまでの会議と大きく異なるのは、民間人を含む比較的少人数の会議で実質的な議論が行いやすい上、3営業日後には詳細な議事要旨が公表されるという徹底した透明性にある。先天的に色がついていたり、ビジネスモデルがあるわけではないという面でも透明な存在だ。むしろその特色は、その時の首相の要因(その置かれた政治的状況、信条)、経済財政相の要因(政治的手腕、信条)、さらに首相と経済財政相の関係という3つの要因の組み合わせで、どのようにでも変化しうる点にある・・
また、竹中大臣の対決型から、与謝野大臣の協調型に変化したと分析し、「協調型の諮問会議を活用すべきである」との主張しておられます。
27日は、中谷巌さんの「諮問会議、求心力取り戻せ。象徴的事業を発信」でした。

国民生活白書

26日に「国民生活白書」がでました。今年のテーマは、つながりが築く豊かな国民生活です。26日の日経新聞夕刊が、比較的詳しく解説していました。
白書では、家族・地域・職場の3つのつながりで分析しています。家族を最優先する人が増えていますが、長時間労働や塾通いで、家族が一緒にいる時間が少なくなっています。サラリーマンや単身者は地域から孤立しがちで、5人に1人は地域社会から孤立しています。
私は「新地方自治入門」p258で、地域の財産として、関係資本や文化資本が重要であると主張しました。このような地域の力が弱くなったことも、指摘しました。そして地方行政の課題として、モノとサービスの20世紀から、関係と参加の21世紀に変化することが必要であると述べました(p346)。

妻の幸せ、夫の幸せ

22日の読売新聞のコラム「編集手帳」に、次のような話が載っていました。
・・2年前の調査で、全国の夫婦200組に「1週間で最も心地よい時間」をたずねている。回答の最上位は夫が「土曜の午後9時」、妻が「月曜の午前10時」であったという・・
なるほどね。亭主元気で留守がいい。はい。