日経新聞3月3日人事面は、「人事評価に不満、4割」を解説していました。20~50代の会社員約千人を対象にインターネットで調査した結果です。
人事評価の仕組みについて、不満が38%、満足が19%です。どちらでもないが43%です。不満の理由(3つまで回答可)は、「評価基準が明確でない」が41%、「評価者の好き嫌いで評価される」が39%、「評価者が直属の上司しかおらず、評価が一面的」が25%です。
人事評価で知りたい項目(3つまで回答可)は、「評価された実績や行動、態度」が66%、「余り評価されなかった理由」と「改善が必要な職務行動、役割意識」が40%を超えています。
一般論ですが、高く評価されたら、評価制度には不満を持たないでしょう。低く評価されると、評価制度や評価者に不満を持つでしょう。
全員が優秀な部下という場合は少ないでしょう。また、全員を高く評価することはできません。すると、上司としては、「できる限り部下に納得させること」、そして「欠点を直してもらって、より優秀な職員になってもらうこと」です。そのためには、会話が必要です。愚痴っていても、改善されません。