16日の朝日新聞変転経済は、インターネット黎明期でした。1990年代前半に商用利用が始まったインターネットは、今や仕事や暮らしに欠かすことのできない道具になりました。しかし、記事によると、国際標準化機構で承認され、政府が推奨した規格は広がらず、非主流の技術者によるものが広がったのだそうです。そこでの苦労が書かれています。
一般向けに、インターネット接続ソフトを組み込んだ「ウインドウズ95」が発売されたのが、1995年です。私が、『明るい係長講座』で、ファックスの便利さを述べた後、「アメリカのオフィスでは、職員一人ひとりにパソコンが与えられ、すでに電子メールの時代になっています。そこでは、電話がりんりん鳴ることもありません。朝出勤すると、職員はまずメールを開いて、届いた文書を見るのです・・」と書いたのが、1996年でした。当時、職員と「いつになったら職員全員にパソコンが配備されるのかねえ」と、議論した記憶があります。
今や、職場はもちろん、家庭でも数台入っている時代になりました。そして、インターネットに接続されています。まだ、10年ちょっとしか、経っていないのですね。