今日10月18日は、栃木県市町村振興協会主催の管理職研修で、講師を務めてきました。宇都宮市です。
今回は、拙著『明るい公務員講座 管理職のオキテ』の内容とともに、最近考えてきたことを話しました。連載「公共を創る」で説明している、日本の職場の栄光と挫折です。かつてもてはやされた日本の職場が、なぜうまくいかなくなったのか。それは、状況と目標が変わったのに、いまだに大部屋主義と引継書で仕事をしているからです。
若い人に、「先輩の仕事を見て覚えろ」は、通じなくなっています。また、一人に一台パソコンが行き渡り、隣が何をしているかわからなくなって、大部屋の教育能力が落ちました。大部屋主義で育ってきた管理職は、部下への指示の出し方、進行管理が上手ではありません。
市町の幹部(栃木県は村がないので)、50人が熱心に聞いてくださいました。中には、「「明るい公務員講座」を専門誌『地方行政』に連載しているときから読んでました」という方もおられて。役に立っていると、うれしいです。
宇都宮では、路面電車を見てきました。ライトレール、LRTと呼ぶそうですが、路面電車の方が分かるでしょう。格好よくて、乗り心地も良かったです。宇都宮の名物になっているようで、乗客にも線路のそばにも、カメラやスマホを構えた人がおられました。