ナツツバキの花が咲きました

昨日6月14日、玄関横のナツツバキが、花を咲かせました。白い清楚な花です。
ところが1輪だけで、ほかにつぼみがないのです。5月下旬に小さなつぼみが出たときは、このあといくつも出るのだろうと期待したのですが、一つだけでした。
葉は元気よく茂っているのですが。去年はたくさん咲いたのに。

先日、市ヶ谷駅前を歩いていたら、歩道にナツツバキの花が落ちていました。えっと思って木を見上げると、高いところにいくつか花が咲いていました。麹町に向かう日本テレビ通りです。高い木です。
歩いていると、何本かナツツバキと思われる木がありましたが、花は咲いていません。インターネットで調べると、この通りにはナツツバキが植えられているようです。街路樹に植えてあるのですね。
都会で花を咲かせるのは、難しいのでしょうかね。

複数作業は能率2割低下

5月24日の日経新聞別刷り「くらしの数字考」に「マルチタスクは能率2割低下 メモして脳に余白を」が載っていました。会社員も公務員も、同時に複数の仕事を処理しなければなりません。一つのことに集中できれば良いのですが。この記事は参考になります。全文をお読みください。

・・・職場などで、複数の作業に追われる「マルチタスク」に悩む人は多い。ひとりで複数のタスクを負う能力は現代の必須スキルと目されている。ただ、能率が2割ほど下がってしまうようだ。
そもそもマルチタスクとは何か。大阪大学大学院生命機能研究科准教授の渡辺慶さんは「ワーキングメモリー(作業記憶)という短時間情報を保持して、操作する認知能力と関連が深い」と話す。

古い記憶など様々な情報の中で、いま必要なものだけに注意のスポットライトを当ててアクセス可能にしておくのがワーキングメモリーだ。一度にアクセスできる状態にしておける情報の量がワーキングメモリーの容量。この範囲内で人は複数のタスクをこなしている。
脳科学が専門の明治大学理工学部専任教授、小野弓絵さんは「若い人もマルチタスクをすると平均2割程度、正答率が下がることがわかった」という。実験は渦巻きを描きながら足し算するというもので、2つの作業を同時に行う日常の場面に置き換えて考えられる。マルチタスクでは能率が2割ほど落ちるようだ。

このときの脳内の活動を観察すると、タスクを順調にこなせているときは左脳が中心的な役割を担い、右脳も連携して働いているが、タスクの負荷が高まると右脳の活動が活発になり、左右の連携がうまくいかなくなる様子が現れる。
「左脳は言語や論理を、右脳はイメージや感情などをつかさどるが、左脳だけで処理しきれず右脳に助けを求めるようになる」(小野さん)。だが、右脳はもともとの担当と異なる仕事のためできる量に限界がある。
徐々に能率が下がり、普段使わない右脳も駆使して処理しようとするフル回転状態になる。これがマルチタスクを完全に処理しきれずに頭がパンクしそうになっている時の様子だそうだ・・・

・・・避けがたいマルチタスクで頭がパンクしそうになったらどうしたらいいのか。
明治大の小野さんはメモを勧める。一度書き出せば、安心して忘れることができるからだ。「ワーキングメモリーの容量は限られていることを意識して、いっぱいになりそうだったら少し脇に置く」。意識的に脳に余白をつくることが肝心だ・・・

気がつけば6月も半ば

今日は6月14日、6月も半ばです。皇居で勲章をもらったのが5月9日。つい先日だと思っていたのに、一月以上が経ったのですね。「え~」と思って、手帳を見てみると、ちゃんと毎日、仕事や原稿書きや意見交換会をしています。

いつものことながら、連載原稿の執筆に追われています。このホームページの記事も、少し気を抜くと貯金(予定稿)がなくなります。7月にいくつか引き受けている講演の準備もしました。過去の資料を使えるものもあるのですが、変えたいところもあり。秋の講演もアラビア語への翻訳が必要なものがあり、締め切りが早く、これも提出しました。
8日の読売新聞に載った記事が大きく、いろんな方から反応がありました。

さまざまな方が、叙勲のお祝い会をしてくださいました。キョーコさんと一緒に休日のものもあり。
先週は、奈良の実家で両親の法事に出てきました。仏壇に勲章を供えて、亡き両親に報告しました。喜んでくれていると思います。私が東京で活躍できたのも、弟夫婦が家を守ってくれたからです。感謝しなければなりません。
小学校6年生の孫娘を連れて行って、飛鳥の遺跡なども見せてきました。どのくらいわかってくれたかな。

同じ忙しさでも、高尚に表現すると違うようです。肝冷斎「歳月本長(歳月本より長し)」。でも肝冷斎本人の忙しさは、別のところにあります。毎晩、しかもある日は夜の11時まで、千葉の野球場にいてはねえ・・・。

来週以降も、講義や意見交換会が続きます。連載原稿締め切りは、待ってくれません。
東京も梅雨になり、うっとうしい日が続きます。乗り切りましょう。

管理職はつらい、対処策

5月27日の朝日新聞オピニオン欄「管理職はつらい?」、小林祐児・パーソル総合研究所主席研究員の「罰ゲーム化、抜け出そう」から。

・・・日本の管理職は「罰ゲーム化」しています。バブル崩壊以降の日本企業では組織のフラット化が進み、管理職が減って部下の人数が増えた。ダイバーシティーの推進により、男性正社員中心の職場に女性や非正規雇用の従業員が増えたことは、マネジメントを複雑にしました。
だめ押しとなったのが、パワハラ防止の法改正と働き方改革です。接し方に過敏にならざるを得ず、気軽な声かけすらためらう場面も増えました。働き方改革も効率化にはつながらず、「労働時間の削減」だけに焦点が当たってしまった。しかも対象は一般社員に限られ、管理職は“はみ出た仕事”を一手に担う形に。

ですが、これらは会社の外にある要因にすぎません。本当に問題なのは、外部環境が厳しくなった時、企業の内部の判断が、管理職の負荷を上げる方にばかり向かうことです。
日本の経営者は「管理職を鍛え上げればなんとかなる」という発想で、研修ばかり増やしていく。この発想は、「管理職が経営の要」という期待感と一体です。「耐えてこそ真のリーダーが生まれる」という言説もふりまかれています。

すぐにできることはいくつかあるでしょう。例えば、「管理職だけ」ではなくメンバーにも研修を受けさせる。組織を動かす時にメンバーも同じことを知っている方がスムーズです。社内のつながりを生む仕掛けを作ることも大切です。会議で他の管理職にダメ出ししたり、「そっちは大変だね」とひとごとだったりするより、協力し合える方がいいですよね。
もう一つ提案したいのは、「鍛え上げる」対象を早めに絞ることです。20代のうちにエリート層を選抜し特別な経験や研修をする一方、他の管理職は定期的に部署や業務が変わるジョブローテーションの幅を狭くし、専門性を磨いてもらうのです。

「絞り込む」提案をすると必ず「選ばれなかった者のモチベーションが下がる」と言われますが、おかしいですよね。これまで多くの女性は管理職の道を早々に諦めてきました。どうして男性が諦めるようになったとたんにケアしようとするのでしょうか・・・

復興庁時代、記念の絵3

復興庁時代、記念の絵2」の続きです。こんなのも出てきました。
これは、2015年5月22日の福島特措法改正記念祝賀会の前売り券です。職員たちが打ち上げの会を設営しました。会費制にして、この券を参加者に売ったのです。

大きさは、紙幣の半分くらいです。券面の画像のうち、フルート中年はわかりますが、真ん中に透かしのように顔も入っています。その技術に驚いた記憶があります。偽札にはなりませんよね。この記事は、4か月も前に書いて、放置してありました。