田んぼ、50年前の7割に

6月13日の朝日新聞に「減る田んぼ、50年前の7割」が載っていました。

・・・私たちが日々口にするご飯。店頭での不足、価格高騰から備蓄米放出へと、めまぐるしく動いていますが、いま、稲を栽培する水田はどこにどれだけあり、誰が耕しているのでしょうか。各種のデータから、日本のコメ生産の現在地をみてみました。
農林水産省の統計によると、2024年の水稲の作付面積は、全国で151万ヘクタール。国土面積のおよそ4%にあたる。これには加工用米や飼料用米などが栽培された面積も含まれており、ご飯として食べる主食用米の面積は126万ヘクタールだった。
この126万ヘクタールの田から、679万トンが収穫された。10アールあたりの平均収量は540キロ(玄米)だった・・・

・・・宇都宮大農学部の小川真如(まさゆき)・助教(農業経済学)によると、田の面積がピークを記録した1969年から2020年までの約50年間で、ご飯用のコメ作りをする田は180万ヘクタール減った。このうち97万ヘクタールが、宅地になったり荒廃したりと、田ではなくなった。
田はピーク時の面積の7割に減り、残っている田のうちでもコメを作っているのは6割弱となっている・・・