年別アーカイブ:2024年

発達障害の疑い、9%

2024年9月4日   岡本全勝

8月20日の日経新聞夕刊「発達障害の診断、受ける? 保育士らの意見も参考に」、榊原洋一さんの助言から。

我が子が「発達障害かもしれない」と感じても、診断を受けるか迷う親は多いだろう。明確な症状があるわけではなく、個性との区別もつきにくい。診断を受けるタイミングや「誤診」を疑った場合の対応などについて、小児科医でお茶の水女子大名誉教授の榊原洋一さんの助言を紹介する。

発達障害とは注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)の総称だ。生まれつき脳の心理的な過程に偏りがあることが原因だと考えられている。
文部科学省の2002年の調査では、通常学級の小中学生のうち発達障害の可能性があるのが6.3%で、22年調査では8.8%に上昇した。発達障害には遺伝子が関与していることを踏まえると、実際には有病率が上がったのではなく、社会的な認知の広がりや診断基準の変化などが影響しているとみられる。ただ我が子について悩む親も増えたのではないか。

一方で発達障害は多くの場合、例えば肺炎であれば高熱が伴うといったような分かりやすい症状がない。「思い過ごしかもしれない」「この子のキャラクターではないか」などと考えて、診断を受けるべきか逡巡することになる。
このような場合に参考になるのが、保育園や幼稚園の保育士・先生や、学校の先生、学童保育の担当者などの意見だ。集団の中での行動を見ているので、一人ひとりの特徴をよく把握している。
「かんしゃくがなかなか収まらない」「友達と遊びたがらない」など、気になる点があれば、こうした身近な専門家の意見を聞いてほしい。やはり可能性があると言われたら、小児神経科や児童精神科を受診するといいだろう。

ベトナム、ハイフォン市幹部研修

2024年9月3日   岡本全勝

今日9月3日は、政策研究大学院で、ベトナムのハイフォン市幹部研修で講師を務めました。いつものように、大災害への対応と復旧での指導力についてです。

この内容は、何度も繰り返しています。そこで、外国の方に伝わりにくい点も見えてきました。で、話の重点を変えてきました。
投影資料も、一部を変えました。なぜ日本で大きな地震や津波が起きるかです。日本列島が複数のプレートの上に乗っていて、その沈み込みが大きな地震を起こすことの説明です。外国の方は知らないのです。
適当な図がないので、鎌田浩毅・京大名誉教授に、わかりやすい簡単な図を作ってもらいました。ありがとうございます。

今日もよく理解してもらえたようで、「わかりやすい」と言ってもらいました。質問も多く、2時間半の講義のうち1時間を質疑に当てました。

訪日外国人1億人も

2024年9月3日   岡本全勝

8月12日の日経新聞に「インバウンド1億人「列島改造」迫る 25年後に訪日客3倍」が載っていました。

インバウンド(訪日外国人)が増加中だ。国際観光市場の成長を順当に取り込めれば、足元で年間3000万人台ペースの訪日客が、2050年ごろには3倍以上の1億人前後に達する可能性がある。日本人一人ひとりが「外貨の稼ぎ手」になる時代。旅行者ファーストの国へ、制度や慣習、地域の変化は待ったなしだ。

・・・コロナ前に政府が立てた訪日客の目標は2020年に4000万人、30年に6000万人。単純にこのグラフを延長すると50年には1億人になる。国連は新型コロナウイルス前に国際観光客の増加率を年率3%から4%増と見込んでいた。予測通りなら6000万人から1億人までは20年かからない。これは国内観光客向けインフラへの間借りで対応できる人数ではない。
きちんと備えるか、混乱と摩擦が起きてから慌てて対応策を練るか。訪日客と共存する未来を思い描く若いベンチャービジネスが次々に誕生している・・・

・・・日本文化をもっと体験したいという人向けの宿泊施設の需要も高まる。欧州では城や宗教建築などを高級ホテルに活用する。バリューマネジメント(東京・千代田)はお城に泊まる「城泊」を商品化。料亭旅館や古民家の再生も手がける。「歴史的価値があるのに発揮できていない例は多い」(他力野淳社長)。歴史と文化を経済的価値に変え地域の存続につなげる。
有料席の設定と販売で地域のお祭りを経済的な資源に変えるオマツリジャパン(東京・千代田)。きちんとマナーを知って旅をしたい外国人に向けて、楽しくマナーを伝えるツーリストシップ(京都市)……。インバウンドの進化に向けた新世代の発想は柔軟だ。観光ベンチャーの新たなビジネスはいずれ海外にも輸出できるかもしれない。
訪日客の増加は移住を呼び過疎地の活性化にもつながる。瀬戸内海の島々を舞台にした現代アート展、瀬戸内国際芸術祭は「お客もボランティアスタッフも外国人が多い」(総合ディレクターの北川フラム氏)。離島の魅力を知り、日本人だけでなく外国人の移住者も現れた・・・

・・・明治、戦後に続く第三の開国が始まる。かつては欧州、米国の生活文化を取り入れた。今後の主役は近隣のアジア。続いて存在感を増すのはインド、中東、アフリカの人々だ。
米国では今、もう一段の集客増をにらみ、観光業界などで黒人や黒人文化への注目と登用が広まっている。働き手としても含め、こうした地域にルーツや関係を持つ人々への注目度は日本でも高まるのではないか・・・

ベランダの排水口

2024年9月2日   岡本全勝

先週末の台風10号。ゆっくりと進んで、暴風とともに大きな雨を降らせました。しかも、関東など離れた地域でも。どのような仕組みになっているのでしょうか。
我が家の周辺でも、突然の豪雨が繰り返し襲いました。予想が困難とのことで、テレビで天気予報士が「私は、雨雲予想を信用しません」といった趣旨のことを発言していました。私は雨雲予想を信用して孫と散歩に出て、途中で突然の豪雨にあい、立ち往生しました。

大雨で思いだしたのですが、この家に引っ越しして数年後、ベランダに雨が溜まったことをがありました。大雨の日に、ふとベランダを見たら、水が溜まって、サンダルが浮いていたのです。そのままだと、あふれた水が部屋に入ってきます。原因は、排水口が枯れ葉やごみで詰まっていたのです。あわてて、掃除しました。
よく見ると、排水口の少し上に、親指より太い管が水平についていて、溜まった水は、この水はけ口から排水されていました。さすが、工務店はよく考えていますね。その後は、定期的に排水口を確認しています。

思ったのですが、気がつかない人がいるであろうこと以上に、空き家になった家はどうなっているのでしょうか。
雨樋が枯れ葉で詰まって、屋根の雨水があふれている状態をしばしば見かけます。それと同じことが、ベランダで起きているのでしょう。水はけ口が機能していたら良いのですが。しかし、その高さまでの水は、しばらくプール状態で溜まっているのでしょうね。

韓国大統領、光復節演説で日本批判なし

2024年9月2日   岡本全勝

8月15日は韓国にとって、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の日です。政府主催の式典で大統領が演説します。例年、大統領は日本批判を繰り返すのですが、今年、ユンソンニョル大統領が日本批判をしなかったことがニュースになっていました。

8月15日の毎日新聞「韓国大統領演説で日本批判なし 光復節式典で」は、次のように伝えています。
・・・光復節の大統領演説では、歴史問題などを巡る対日批判を盛り込む例が多かった。だが対日関係を重視する尹氏の演説では昨年に続き、日本批判は皆無。韓国の1人当たり国民総所得(GNI)が2023年に初めて日本を上回ったことなど、経済関連の指標に触れただけだった。光復節の演説で日本に関する考え方に言及しないのは異例・・・