小学生自殺の原因、家庭が4割

9月11日の朝日新聞夕刊に「自殺の原因、小学生は「家庭」4割 「対策白書」24年版概要案」が載っていました。

・・・2024年版の「自殺対策白書」の概要案が判明した。22年に514人と過去最多を更新し、23年は513人で高止まりしている子どもの自殺について分析。09~21年のデータで原因や動機をみると、小学生は男女ともに、家族からの叱責や親子関係の不和といった家庭の問題が約4割を占めた。

昨年の自殺者数は2万1837人で、男性は2年連続増加し、女性は4年ぶりに減少した。年代別の10万人あたりの自殺者数は、20年以降多くの年代で上がっており、特に10代は上昇傾向にあるという。23年に自殺した子ども513人の内訳は、高校生347人、中学生153人、小学生13人だった。
白書案によると、子どもの自殺の原因や動機について09~21年のデータを分析したところ、中学生の男女ともに、学業不振や進路の悩み、人間関係など学校の問題が3~4割となった。男子高校生は学校の問題が約4割で、女子高校生はうつ病や精神疾患などの健康の問題の割合が高くなった。
自殺した子どもの自殺未遂の有無をみると、22年以降、男女ともに自殺の1年以内に自殺未遂となっていたケースが過半数を占めた・・・