注目度高い論文数、世界第13位

8月22日の朝日新聞夕刊が「日本の研究力、続く下落傾向 注目度高い論文数、なお最低13位」を伝えていました。

・・・文部科学省は、日本の研究力を示す「科学技術指標2024」を公表した。注目度の高い論文数の国別順位は、過去最低となった昨年と同じ13位だった。博士課程の入学者数が4年ぶりに増加に転じるなど反転の基調も見られるという。
文科省の科学技術・学術政策研究所の報告によると、科学論文の総数(20~22年平均)は昨年と同じく5位だった。一方、「注目度の高い論文」として引用された回数が上位10%に入る論文数(トップ10%)では13位。トップ10%論文数は質の高い研究の指標とされ、日本は過去最高の3位から下落傾向が続く。
総論文数、トップ10%論文数とも、1位は中国、2位は米国だった。総数で3位のインドはトップ10%で昨年より二つ順位を上げて4位に。総数6位の英国はトップ10%で3位につけるなど、論文の総数が多い国は質の高い論文数も多い傾向にあるなか、日本のトップ10%での凋落が目立つ・・・

韓国、スペイン、イランにも負けています。
8月20日の日経新聞も「日本の研究力低迷」として載っています。そこでは、3つの不足をその原因としてあげていました。
予算、多様性、国際協力の3つです。
研究開発費は、2000年と比べ、日本は1.3倍、アメリカは3.4倍、中国は31.2倍、韓国は8.1倍です。