韓国では、延命医療を続けるかどうかを選択できる制度があるそうです。10月9日の朝日新聞「延命医療やめる」制度、韓国の実態 「意向書」など作成・法施行5年で29万人」
・・・韓国では2018年2月、「延命医療決定法」と呼ばれる法律が施行された。死が間近の臨終期の患者の心肺蘇生や人工呼吸器装着、血液透析、抗がん剤などの終了を認める。痛みの緩和や栄養・水分の供給は続けることになっている。
臨終期とはどんな時期か。国の担当者は「死の2、3日前」と説明する。担当医と別の医師の計2人がそう判断した場合に適用される。この制度のもとで亡くなる人は年々増え、23年6月までに計約29万人に上った。
終了できる方法は、大別して四つある。(1)事前に本人が意向書を作る(2)末期患者らが要請し担当医師が計画書を作る(3)家族2人以上の意見により患者の意思を推定(4)家族全員の合意がある――。
(1)の対象は19歳以上。希望者は健康な時から、国が指定する施設でカウンセラーらから説明を受けて作成、国のデータベースに登録される。23年6月までに19歳以上の国民の約4%にあたる約184万人が作った・・・