日経新聞連載「私の履歴書」、9月は、大島理森・前衆議院議長です。昨年10月には、読売新聞連載「時代の証言者」にも載りました。
活字にはできない話も多いのでしょうが、楽しみです。
私が、総理秘書官と東日本大震災復興で大島先生にお世話になったことは、「自民党、大島理森復興加速化本部長」「大島理森先生の回顧談」に書きました。
日経新聞連載「私の履歴書」、9月は、大島理森・前衆議院議長です。昨年10月には、読売新聞連載「時代の証言者」にも載りました。
活字にはできない話も多いのでしょうが、楽しみです。
私が、総理秘書官と東日本大震災復興で大島先生にお世話になったことは、「自民党、大島理森復興加速化本部長」「大島理森先生の回顧談」に書きました。
8月31日から9月7日まで、キョーコさんのお供をして、スペインに観光旅行に行ってきました。2020年に予定していたのですが、コロナで延期。ようやく実行できました。このホームページは毎日更新しましたが、行く前に書きためて、予約投稿しておきました。
夏のスペインは、40度を超える猛暑です。知り合いに教えてもらい、秋に行くことにしたのですが。予約しようとしたら早々と埋まっていて、この時期になりました。出発前までは40度を超えていましたが、私たちが行ったときは、高いときで35度まで下がっていました。所によっては春から雨が降らず、干上がっていたとのこと。
ところが、3日のセビリアは朝から雷鳴と豪雨。土地にとっては、恵みの雨だったそうです。テレビのニュースでは、スペイン各地で豪雨災害が発生していました。
出だしから、予想外のことがありました。
飛行機は、ミュンヘン乗り継ぎ、マドリード行きです。羽田を離陸し、席の画面で飛行経路を見ると、日本海を渡ってシベリア上空をつっきります。が、実際の経路を見ると、いつまでも日本海に出ず、山陰地方で沿岸にでて、韓国へ??
その後、黄海から中国を横断します。一寝入りして起きてみたら、カスピ海上空から黒海へ。クリミア半島は避けて、ブルガリアあたりから北上。そうか、ロシア上空を避けるのだと理解しました。ウクライナ侵攻の影響が、こんな所に。
そのころ、機長が説明を始めました。ルフトハンザ航空(全日空との共同運行)なので、ドイツ語です。内容は分かりませんが、しきりに「ブダペスト」を繰り返します。「ブダペストへ着陸するのか」と想像したら、その通りでした。次に英語で説明があり、燃料が足らなくなってブダペストで給油するとのこと。原因は、羽田離陸時に重量制限があったことと、韓国を飛ぶ際に悪天候を避けたこととのことでした(私の理解できる範囲です)。「え~、そんなことで燃料が足らないの?」
スペインに行くのにシベリアを通らないなら、ミュンヘンで乗り継がずに、ドバイとかイスタンブール乗り継ぎの方が合理的ではないですかね。
1時間遅れでミュンヘン空港に到着。乗り継ぎに2時間あったのが1時間になり、入域手続きなどを急いで、マドリード便に間に合いました。
マドリード行きの飛行機に乗ったのですが、いつまで経っても出発しません。そのうちに、後ろの方から若い2人が前に進んで降りていきました。機内放送では、二重予約で、しかもその二人が機内に乗り込む際も機械の確認を通過するという事故だったそうです。しかし、飛行機は離陸せず。その二人の荷物が貨物として積まれているので、探し出して下ろす必要があるとのこと・・・。
マドリード到着は、まさに深夜になりました。日本時間朝の10時前に羽田を離陸し、マドリード到着は現地時間23時(日本時間翌朝の6時)。それからホテルへ。
8月19日の日経新聞首都圏版「東京とごみ」、細田衛士・東海大学教授の発言から。
――東京都内の清掃行政の転換点はいつでしたか。
「1971年の美濃部都政での、ごみ戦争宣言だ。住民はごみを出せば都の清掃局がすぐに片付けてくれるのが当然だと思っていた。行政も出たごみを素早く粛々と処理する保健衛生的な発想が清掃行政の主眼だった」
「高度経済成長期は『ごみは文明のバロメーター』と言われていた。豊かさとは、ごみをたくさん捨てることだった。しかし、実態は焼却や埋め立てといった過程がある。住民と行政との対話でごみ問題を『片付ける』という象徴的な出来事がごみ戦争宣言だった」
「有森裕子さん「自分をほめたい」」の続きです。有森さんは、「自分をほめる」であって、「私は「自分で自分をほめてあげたい」とは言っていません」とおっしゃっています。
私は、有森さんの言葉を借用して「自分で自分をほめてやりたい」と使っています。なぜかと、考えました。理由は次の通り。
私は仕事で迷ったときに、しばしば「全勝A」の斜め後ろに「全勝B」を置いて、Aに向かって「本当にこれで良いのか?」と会話させます。冷静に自分を見るためです。これは、判断に悩んだときなどですが、ある仕事をやり遂げたときには、全勝AがBに向かって「自分で自分をほめてやりたい」と同意を求めるのです。
すると全勝BがAに「そうだな」と同意してくれます。自分に対するご褒美です。全勝Aは、「では、早くビールを飲みにいこう」と雑務を片付けます。
人間は弱い動物です。このようなご褒美も必要でしょう。
8月19日の日経新聞「教育岩盤・突破口を開く」、吉見俊哉・国学院大教授の「「若者だけの大学」脱却を」でした。
社会人に学び直しが求められる時代を迎えた。社会学者の吉見俊哉・国学院大教授は大学は若者が社会に出るための「通過儀礼」から脱却し、新しい価値を生み出す力を育む手助けをする存在になるよう訴える。
――学び直しは必要ですか。
「人生で大学には3回入るべきだ。高校卒業後の18〜21歳、30〜40代、50〜60代にそれぞれ大学に入ることを勧めたい。30〜40代は仕事に慣れ管理職に進むか別の道に挑戦するか考える時期。50~60代は定年後のキャリアを描く時期。人生を選び直す好機だ」
「経済成長が限界を迎え、職場内の人材育成が機能しなくなっている。大学は人生の『マルチステージ』をつなぐ役割を果たして欲しい。硬直化した労働市場に変化が生まれるはずだ」
――学び直しで大学を選ぶ人は多くありません。
「日本の大学は社会から期待されていない。入試と就職の間の『通過儀礼』と捉えられている。入試で測られる偏差値は企業から信頼されているものの、大学で学ぶ効果はよく分からないと思われている」