吉川一義著「絵画で読む『失われた時を求めて』」(2022年、中公新書)を読みました。
以前、吉川一義著「『失われた時を求めて』への招待」を読みました。もっとも、『失われた時を求めて』は、まだ最初の部分しか読んでいないのですが。
「絵画で読む」を読んで、プルーストを読むには、これだけの背景を知らないといけないのかと、あらためてその難しさを感じました。19世紀末から20世紀初めのフランス上流階級では、このような西洋絵画の知識は当然だったのでしょうね。
掲載されている絵画を見て、「これやこのような絵は、展覧会で見たよな」と思い出しました。それらがやってくる展覧会も多く、日本にいながらで、西洋絵画が古典から最近のものまで見ることができます。ありがたいことです。