内閣人事局、幹部候補育成課程研修講師

今日27日は、内閣人事局の幹部候補育成課程研修講師に行ってきました。幹部候補育成課程中央研修の係長級と課長補佐級です。オンラインで研修を受けさせるとのことで、それぞれに分けて、録画をしました。

今年度から内容を変えるとのことで、お呼びがかかりました。
私は、幹部に必要な能力とその身に付け方を話すと思っていたのですが、主催者の要望は違っていました。若手職員の不安と不満に答えてほしいとのことです。それで、この夏から人事局と、内容を打ち合わせしてきました。

「どのようにしたら、仕事が片付くか」「どのようにしたら、能力が身につくか」ということとともに、いえそれ以上に「生活と両立しない長時間労働」「取り組んでいる仕事が国家に役に立っているのだろうか」「この仕事で技能が身につくのだろうか」といった不満です。
優秀な学生が官僚を志望しなくなったとか、若手官僚が辞めていくということが報道されています。その原因は、いま述べたような不満と不安にあるのでしょう。そこで、「明るい公務員講座」に書いたような、仕事の悩みの解決方法や、仕事の進め方の術のほかに、彼らの不安と不安について、その背景と対応策を述べてきました。職場の問題は、一人では変えることができませんが、みんなで変えないと進歩はありません。
今回も、私の数々の失敗談を交えてです。さて、受講生には、どのように伝わるでしょうか。

1時間あまりの講義を、午前と午後で2本収録しました。対面講義と違い、録画は気を遣います。いささか、疲れました。