ユーチューブの字幕

ユーチューブ、動画をインターネット上で共有する仕組みです。皆さんも見ておられるでしょう。載せておられる方もおられるでしょう。

コロナもあって、動画で講演をすることが多くなりました。録画されることも、あまり好きではないですが、そんなことも言っておられず。
ところが、利点もあります。録画で自分のしゃべりを見ることで、どこが悪いかを確認できます。早口であったり、文章が通じにくかったり。皆さんも、やってみてください。昔は、テープレコーダーで自分の声を聞くことが嫌いでした。「え~、こんな声なんや・・」と。

もう一つは、字幕機能です。画面下の記号を押すと、しゃべっている言葉が、字幕に出ます。機械が自動でやってくれるようです。ところが、早口だったり、発音が不明瞭だと、変な単語や文章になって掲示されます。たぶん、多くの聴衆の耳と頭にも、このように伝わっているのでしょうね。例えば、日本記者クラブでの会見「官僚と政治」(2021年5月27日)

大学で教えていたとき、試験の答案採点のたびに「私の講義は、こんなにも学生に理解されていなかったのか」とがっかりしました。講演会の後で速記録が送られてくることがあります。「活字として残すので、手を入れよ」との趣旨です。この時も、がっかりし、嫌になるときがあります。「私の話は、こんなに間違って理解されているのだ」とです。これらも、話している私の方に問題があるのですよね。

聞き取りやすい話のコツは、次の通りです。
ゆっくりと話すこと。主語と述語をはっきりすること。一つの文章を短くすること。一つの文章と次の文章の間に、息継ぎを入れること。重要な内容は、くり返し話すか、白板に書くこと。
心がけてはいるのですが、なかなかできません。テレビのアナウンサーは、訓練を受けておられるのでしょうが、違いますねえ。