連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第81回「社会の課題の変化―子どもと定住外国人の格差問題」が、発行されました。前回に続き、格差問題を取り上げました。今回は、子どもの貧困と定住外国人です。
非正規労働者の問題とともに、社会に衝撃を与えたのが、子どもの貧困です。子どもの貧困率は14%、7人に一人です。30人学級だと、1学級に4人もいます。子どもにとって、同級生の中で衣類や持ち物で貧しいことは、つらいでしょう。そして、教育を通じて、学歴や就職にも格差が続きます。機会均等ではないのです。
定住外国人と従来の住民との格差も心配です。日本の中に、2つの国民、2つの国ができてしまいます。その子どもたちは、学校に行かず孤立している場合も多いのです。