産業としての文化芸術

4月9日の日経新聞文化欄「コロナ時代の芸術 不要不急とよばれて」、第5回は「文化は単なる娯楽か 見取り図なき支援策からの脱却を」でした。
コロナ下で、文化芸術関係者や関係産業が、苦境に陥っています。飲食店や旅行業などと同じようにです。

政府も苦境を救うために、支援金を用意しました。ところが、必要なときに届かなかったらしいのです。
欧米諸国との比較もされています。どの国でも「文化芸術は主要な産業として認められている」のに対し、日本では「産業として分析してこなかった」との指摘があります。
文化芸術は、欧米から輸入するものであり、好きな人が楽しむ趣味だと思われていたからでしょうか。

コロナウイルスは、飲食店、旅行業などとともに、文化芸術にたくさんの人が従事していて、大きな産業であることを明らかにしました。受け手とともに、送り手がいるのです。