連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第72回「社会の課題の変化―近年の社会で顕著なリスクの問題」が、発行されました。
前回に引き続き、近年の社会におけるリスクを説明しました。犯罪(振り込め詐欺、サイバー犯罪)、病気(感染症のパンデミック)、環境問題(地球温暖化、プラスチックごみ)、社会システムの混乱(コンピュータのシステム障害、世界金融危機)、格差(負け組、ワーキングプア、子供の貧困)などです。
このうち格差は、豊かになった日本での社会問題です。非正規労働者は、本人に責めがあるのではなく、誰もが陥る可能性がある社会の側の問題です。孤立も、自由を達成した成熟社会の問題です。