12月11日の日経新聞夕刊に「夫婦こそ定期的に「会議」 共働き増え納得の家庭運営」が載っていました。楽しく仕事をするためにも、人間を磨くにも、家庭生活が重要だということは、拙著「明るい公務員講座」に、私の経験を元に強調しました。
・・・夫婦やカップルが互いの関係をよりよくしようと、仕事やお金、子育てなどについて「会議する」ケースが増えている。共働きが増えるなど親世代とは異なる家庭運営が求められ、正解がないからこそ、改まって時間をかけて話し合う。コロナ禍で一緒に過ごす時間が増えたことも後押ししている・・・
・・・「じっくり話して、夫の思いに深く触れることができ、やっと前に進めた」。助産師の女性(38)は、息子の1歳の誕生日に旅行に出かけた際に、初めて「夫婦会議」をしたことを振り返る。産後、夫とコミュニケーションがうまくとれなくなっていたという。
夫婦会議に使ったのは、家事や仕事、お金、親戚関係など、すれ違いやすいテーマについて質問が設定された「世帯経営ノート」だ。子育てなら、あなたにとって子育てとは何か、子育てでやりがいを感じることは何か、などの質問に、夫と妻が交互に答えを記入。互いの価値観、現状認識、理想を把握できる・・・
・・・子育て中の男性(31)は「日々精いっぱいなので、夫婦会議の時間はようやく30分程度」。それでも時間をつくるのは「当初はあうんの呼吸でなんとかなると思ったが通用しない。定期的に言葉にすることが重要と感じている」という・・・
記事には、夫婦の関係性が仕事にどのように影響するかの調査結果も載っています。
・・・夫婦の関係性は仕事にも影響する。Logistaが「夫婦が円満かどうかが、仕事において影響すると思うこと」を既婚の25~39歳に調査したところ、「仕事のモチベーションや効率」は男女とも約7割に上った。「仕事の質や成果」では男性の比率が女性より高く、「キャリアプラン」では女性が上回る。「男性は日々の仕事に、女性は長期的な視点で影響すると考えている」(長廣百合子さん)・・・