12月10日の読売新聞社会面に「高2の25人に1人 介護 ヤングケアラー 埼玉県県調査」が載っていました。
・・・埼玉県内の高校2年生の25人に1人が家族の介護や世話に追われる「ヤングケアラー」を経験しているとの調査結果を同県がまとめた。ヤングケアラーに関する全県的な調査は全国で初めて。悩みを相談できる人がいないとの回答も多く、苦悩している姿が浮き彫りになった。厚生労働省は今月、中高生対象の全国調査に乗り出す・・・
・・・家族の介護や世話を担った経験があるのは4・1%の1969人。このうち、「毎日」が35・3%と最多で、「週4、5日」も15・8%に上った。
複数回答が可能な設問では、理由について「親が仕事で忙しい」(585人)が最も多く、「親の病気や障害などのため」(407人)、「ケアをしたいと自分で思った」(377人)と続いた。学校生活への影響は「孤独を感じる」(376人)、「勉強時間が十分にとれない」(200人)が目立った。
一方で501人が「ケアに関する悩みや不満を話せる人がいない」と回答。必要な支援では「困った時に相談できるスタッフや場所」(316人)、「信頼して見守ってくれる大人」(286人)などが挙がった・・・
「ヤングケアラー」とは、次のように説明されています。
埼玉県が3月、全国で初めて制定した県ケアラー支援条例では「親族や身近な人に対して無償で介護や世話などを提供する18歳未満の者」と定義。日本ケアラー連盟は18歳未満を「ヤングケアラー」、18~30歳代を「若者ケアラー」としている。