11月11日、12日の朝日新聞に、大月規義・編集委員による「飯舘村長の選択」が載りました。
11日「除染にこだわるよりも」は、今年、住民が帰還する見込みのない地域で放射線量の低い地域について、除染をせず避難指示解除をする方針を決めたことについてです。
12日「村を取り戻すために」は、発災直後、全村避難をする際に、自ら近くの場所を探したこと、養護老人ホームは避難させなかったことなどです。
記事の視点は、国の方針をそのまま受け入れるのではなく、村と村民の立場を優先して、国にもの申したこと。そして国との調整によって、村の意向を実現したことです。その際には、国との交渉とともに、反対する村民や、意見が異なる周辺町村長もいます。
よい角度からの記事なのですが、2回連載では短かったです。菅野村長、飯舘村の10年については、さらに詳しい記事が書かれることを期待しています。